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【ジャパニーム 現地レポ】南仏のイベントに居酒屋を出展! そのきっかけは……

2010年06月24日 23時33分更新

 南仏の古都ニームにて6月5日~6日の2日間、日本文化紹介イベントの『Japanîmes』(ジャパニーム)が開催された。同イベントに出展者として参加したイラストレーターの盛本康成氏が、出展に至った経緯から現地の様子までを週アスに寄稿。日本紹介イベントの裏側をご覧あれ!

居酒屋と筆者
居酒屋開店準備OKの筆者。J-POPをガンガンかけながら焼きとん焼いてました。クレイジーケンバンドとチャットモンチーが受けていた。ミスチルや奥田民生で一緒に唄うフランスの若者にビックリ。

 昨年末来、「今度フランスで焼きトン焼くんだー」と言って周囲を煙に巻いていたのは「瓢箪から駒」ならぬ「新橋から南仏」という話。

 ことの起こりは2009年初冬、歌舞伎見物の帰りに立ち寄った新橋の居酒屋にて、カウンターでたまさか隣に座ったのが南仏はモンペリエに拠点を置く地中海日仏協会の会長さん(女性)だったという奇遇である。

 話のきっかけは、日々を和服で過ごす妻(通称ペタコ:ブログはこちら)の様子に会長さんが興味を持ったことと、こちらの会話からどうやら当方がフリーのイラストレーター夫婦であることを悟ったためらしい。

 そして、2010年の6月に南仏の都市ニーム(Nîmes)で開催されるエキスポ『Japanîmes(Japan+Nîmesに加えてanimeもかけているような)』に参加してみないかと持ちかけられた。

Japanimesポスター
Japanimesのポスター

 お祭の中心は日本のアニメーション、ゲーム、マンガといった若者むけの内容だが、一部に日仏協会として「日本文化紹介」のコーナーを設けるのでそこでブースを運営してみないかというのである。

 何しろ酒の席での話。酔眼で聞きつつも「それはちょっとムリかも」と考えるその横で、「行きます!」と嬉しそうに応える妻の声があった。「え? マジ?(激汗)」。

 とは言えこういうことでもない限り経験できないと思われる旅の予感。かくして突然の南仏行きが新橋の夜に決定したのだった。

 話の流れで、運営するブースは2つ。妻が作る和装小物の展示即売“ペタコ屋”と、僕が運営する“居酒屋”である。南仏へ帰国した会長さんとのメール・電話による度重なる打ち合わせを経て6月、機上の人となる。

ペタコ屋
ペタコ屋にはポチ袋や自作イラストのポストカードなどを並べた
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