でもそんなに安くはない
EDSのバリエーションは、ドロップハンドル対応の「EDS TX」シリーズと、フラットバー対応の「EDS OX」シリーズの2種。それぞれ外装材にカーボンとアルミが選べます。
面白いのはEDS TXに、ワイヤーブレーキ対応のレバーもあること。これでリムブレーキやメカニカルディスクの自転車も電動化できてしまうわけです。
価格は油圧ディスクブレーキ対応でカーボン外装の「TX-RA7000」が12万8700円、アルミ外装の「TX-RA7100」は微妙に安くて12万1000円。どちらも前後ディスクブレーキ用キャリパーが付いてきます。
ワイヤーブレーキ対応版はカーボン外装の「TX-RA6000」が11万円、アルミ外装の「TX-RA6100」が10万2300円。それぞれ左右シフターと前後ディレイラーのセットで、ブレーキキャリパーがない分だけ安い。
いずれもスイッチは右が2ボタン、左は1ボタン。左はフロント2速の前提で、ボタンを押すたびにインナー/アウターが切り替わる仕様です。
そしてフラットバー対応のEDS OXシリーズは、フロントシングルを前提としたシフターとリアディレイラーのみの構成で、税込価格は8万14000円也。
ここまで読んだ方はうーんと首を捻っているかも知れません。はいそうです、安くはありません。油圧ディスクブレーキのセット内容を105 Di2で揃えても定価ベースで約15万円ですから、新車を組むなら素直に105 Di2で揃えた方が無難です。価格設定から見ても、あくまで後付け用の電動シフト化キットという位置付けなのでしょう。
ただコーダーブルームやネストの完成車に標準装着されることがあるとすれば、果たしてどんな価格設定になるのか。そこはちょっと楽しみですが。
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