これまた便利すぎるKVM機能で
愛用デバイスを仕事用にも流用できる
ゲーミングディスプレーを、在宅勤務用に流用したいというユーザーもいるだろう。そんなときに活躍するのが、本機に搭載されているKVM機能だ。これは、マウスやキーボードといった周辺機器を、2つのPCで共有できるというもの。これは下の動画を観てもらったほうが理解が早いだろう。
KVM機能の呼び出しは、ジョイスティック上にあるKVMボタンをポチッと押すだけなので、PCの切り替えも簡単だ。ゲーミングと仕事用で別々のPCを使っていても、マウスやキーボードを共有できるので、デスク上をすっきりさせられる。
価格を下げつつ性能を強化!
なお、既存モデルに「M27Q」があるが、M27Q Pになって以下の点が強化されている。パネル変更が主たる変更点だが、それに合わせていろいろ変更も増えている。
・色域が良くなった
・最大輝度が上がった
・表示色が増えた
・DP1.2→DP1.4
・応答速度0.5ms(MPRT)→1ms(GTG)
・170Hz→165Hz(170Hz OC)
・ACアダプター→電源内蔵
・スピーカー搭載
・HDMI CECサポートの追加
応答速度は計測方法が違うのでどちらが良い数値かは確認しにくいが、GIGABYTEによると、M27Qのパネルスペックは3~4ms(GTG)に相当するという。
ちなみに、HDMI CEC(Consumer Electronics Control)とは、AVアンプやレコーダーなどを制御するための機能で、機器間をHDMIケーブルで接続して相互連動動作させる業界標準規格だ。
M27Q Pの想定売価は4万8180円。M27Qの発売当時の価格は5万4450円だったので、性能をアップグレードしつつもお財布には優しくなっているのはとてもありがたい。
M27Q Pは胸を張って万人におすすめできる
「鉄板」ディスプレーだ
ゲーミングデバイスの好みは、人によって分かれやすい傾向があるので、万人におすすめというアイテムはなかなかない。それを前提にしても、今回紹介したM27Q Pは、多くの人に安心して勧められるゲーミングディスプレーだ。
ゲーミングディスプレーに求められる要素をしっかり網羅しているし、操作性も高いので使い回しもしやすい。実際、これを数週間試用した筆者も、いま家にあるディスプレーを本機と入れ替えたいと真剣に思ったくらいだ。
本機の価格は4万8180円。27インチというサイズに加えてKVM機能を搭載していることを考慮すると、コスパは相対的に良いといえる。ゲーミングディスプレー選びに迷っている人は、選択肢のひとつとして検討してほしい。
(提供:日本ギガバイト)
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