ゲーマー向け機能がとにかく便利
操作性の高さにも舌を巻く
GIGABYTEのゲーミングディスプレーおなじみの付加機能を、本機もしっかり搭載している。FPSの観点でいうと、モーションブラー(残像)を抑え、シューティングゲームのエイミングを助けるエイムスタビライザーや照準線(クロスヘア)の表示で、射撃の命中率を高めてくれる。
あるいは、タイマー、カウンターといった、ゲームプレイ時に欲しくなることの多い要素をオーバーレイで表示可能だ。
また、PIP(ピクチャー・イン・ピクチャー)・PBP(ピクチャー・バイ・ピクチャー)にも対応しているので、複数のデバイスから映像を入力し、画面に同時表示させられる。攻略動画を見ながら、あるいは配信画面を見ながらゲームをプレイするといったニーズを、ディスプレー1台のみで満たしてくれる。
機能が多いゆえ、操作が面倒になるのでは? と思われる読者もいるだろう。しかし前述の操作は、背面のジョイスティック1本で完結する。複数のボタンが横並びになっている機種では、どれがどのボタンかわからなくなり、操作ミスが頻発してしまうこともあるが、M27Q Pならそんな心配は無用だ。
設置性が良好
壁にベタ付けできる
M27Q Pは、設置性も良好だ。まず気になる奥行きだが、22.933cmで、性能のわりに厚みはない。土台が角張っているから壁際にフィットするように設置できるし、脚部にはコードを通すための穴が空いているので、配線もスッキリさせやすい。もちろんVESAマウントにも対応している。
横幅は61.57cm。27インチということもあって小さくはないが、ベゼルはかなり薄いので、無駄は可能な限り切り詰められているといえる。なお、画面の角度は上20度・下5度の範囲内で調整可能だ。安定性も十分なので、本機の設置にあたって筆者は特筆すべき不満を感じなかった。
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