人と、地球の、明日のために
東芝の綱川社長CEOは、「東芝は、経営理念として『人と、地球の、明日のために』を掲げており、私はこの言葉が大好きだ」としながら、「この理念に沿って、スピンオフ計画を確実に進めていく。この計画は、東芝グループが長年培ってきた潜在力を引き出すものであり、東芝グループの未来への進化である」と語る。
再編の道筋は、再スタートを切った格好だ。
2022年3月に予定されている臨時株主総会や、2022年6月に予定されている定時株主総会では、これまで分割に反対してきた株主がどう反応するのか。2022年内に予定している産業競争力強化法の申請や、スピンオフ企業の上場に向けた取り組みなど、いくつかのクリアすべき条件もある。
実行に向けた急坂を登るのが、これからである。その道のりは険しい。
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