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女子が日本酒にはまる理由

2016年03月04日 21時30分更新

 ごきげんよう、ナベコでございます。

お酒好きです、文句あるでしょうか!?

 昨今は日本酒ブームといわれています。

 特に女性の日本酒人気が高まっているといわれていて、ツウ向けの酒場をまわったり、酒蔵見学に行ったりするほど日本酒が好きな女性なことを“日本酒女子”と呼んだりしますね。

若い女子に日本酒が大人気ですのよ。(写真はイメージ。というか私が飲んだ酒)

 私ナベコも日本酒が好きです。飲みに行ったら六合くらいは飲みます。一升くらい飲むとさすがにまともに帰れなくなります。道端で寝たりします。

 ありがちですが電柱を彼氏だと思って抱きついたこともあります。知らない女の子を友だちと思って身に着けている帽子を刈り取ったこともあります。車をライバルと思って……。自覚はないのですが何度か九死に一生を得たそうです、人の弁によれば、私。

 ちなみに、翌日(夕方くらい)に現実との接点をもとめてSNSをちら見し、週明けは誰に何もツッコまれる余地を与えない平然とした物腰で出社するのがプライドですよ。

  ……私ステキな日本酒女子でしょ。ね? ね!?

 日本酒女子というか泥酔女子かなーとか、素直に自分でも思ったりしますが。

なぜ女子は日本酒が好きなの? 5つの理由

 まあ、日本酒女子でも泥酔女子でもいいです。なんで日本酒にはまる女子がいるのでしょう。私が個人的に「これが好きだ」というポイントをお伝えしますね。

(写真はイメージ。超うまかった)

●優しい
 …… 日本酒って米からできているので、辛口などあっても基本的にベースが甘ーいですし、辛口であっても飲みやすい。風味の膨らみがあって米の優しさを感じるのです。お米大好き日本人。

●飯に合う
 ……日本酒って米でできているので、ご飯に合うおかずに合うのですね。定番のキンピラゴボウ、ひじきの煮物、肉じゃが、なんてものはもちろん、サバの味噌煮や塩辛があったらいうことありませんね。
 ハンバーグとかキムチにも合う日本酒があるでしょうし、ご飯にかけるラー油とかもきっとよいでしょう。つまりですね、食中酒としてのポテンシャルをものすごくもっているんですよ。飯に合う酒サイコー。

●いろいろある
 ……日本酒って米でできていて、日本はだいたいどの地方でも米はつくっているので、全国各地に日本酒をつくっている蔵がたくさん。居酒屋や酒屋に行ってあまりに種類が多いと、圧倒されて「うあああ」ってなります。
 同じ銘柄でもその中でも酒米が違ったり、搾り方が違ったり、個性が豊か。種類が多いのは嬉しいですが、はっきりいって酔うにつれ何を飲んだか覚えられなくなります。「この前飲んだのなんだっけ、およよ」
 覚えてなければ仕方がないという人もいるかもしれませんが、甘い。忘れてもいいんです、楽しいんです。「こんなに種類が豊富な中で、珍しい酒のんでるぞー」とか、高揚するわけです。とりあえず酔えればなんでも楽しい。

●日本語だからわかりやすい
 ……ワインなども好きなのですが、ワインってラベルがフランス語とかスペイン語とかで書かれてたりするすし、「カベルネ・ソーヴィニヨン」とか「シラー」とか「テンプラニーリョ」とか、横文字カタカナ、覚えづらいじゃないですか。
 もちろん、がんばれば多少は覚えられますが、日本酒の名前は「白鶴」とか「酔鯨」とか「雪の美人」とか、字面から印象が残るのでわかりやすいですよね。
 さっきも言ったように酔うと忘れちゃうんですけどね。でも日本語バンザイ。

●効率が酔い
 ……私ナベコはビールだと3杯ほど飲まないと火がつかない。ですが、二合徳利などをカッと飲めばものの10分程度でフワッと酔ってきます。
 特に熱燗はいいですね。すぐ温まるし身体全体に酒が回る感じがします。踊りだしたくなるようなステキな酔い方ができます。とりあえず飲めると楽しい。

(写真はイメージ。やんちゃだったなぁ)

 以上。

 日本酒、好きです。

 ん? 日本酒とかじゃなくて単純に酔うのが好きなんじゃないかって?

 んー、酔くわからないけど好きですよ、日本酒。

泥酔女子じゃなく酩酊女子になりたいな(希望)

 はい、そんな泥酔女子の私ですが、アラサーなのでさすがに命をかけて酒を飲むのはヤバイと思っているんです。いろいろ失いそう。(実はもういろいろ失って吹っ切れているという説もある)

 今年中に泥酔女子は卒業しましょう。で、ネクストは泥酔おばさんに……。いやいや、リアルだからやめて。

 目指すところは、泥酔せずに酩酊状態で止めておきたい。そう“酩酊女子”、いいじゃないですか。

Image from Amazon.co.jp
酩酊女子 -日本酒酩酊ガールズ-

 ところで、「酩酊女子 ~日本酒酩酊ガールズ~」という本がワニブックスから出ていますが、内容はほろ酔いの女子たちの日本酒にまつわるちょっといいエピソードを集めたアンソロジー集です。やっぱり女の子たちはお酒にまつわるエトセトラがあるのよ。艶っぽくていいですね! あくまで“泥酔”ではなくて“酩酊”というのもいいですね!

 なお、酩酊女子制作委員会の立上げ者であり、日本酒が大好きなマンガ家・イラストレーターのアザミユウコ先生の最新コミック「みかはな週末とりっぷ」1巻が電撃コミックスNEXTからただ今発売中。

 こちらにもお酒の話が出てきます!

Image from Amazon.co.jp
みかはな週末とりっぷ(1)<みかはな週末とりっぷ> (電撃コミックスNEXT)

 25歳0L仲良し3人組がさまざまな趣向で週末を楽しむという内容ですが、実をいうと過ごし方がちょっとシブイ。酒好きのメッカ“ぽんしゅ館”に行ったり、松本の高級温泉に行ったり。話題のカフェを巡るとかじゃないのがいいなと思いました。(キラキラできないドンヨリ女子としては)

酩酊女子アザミ先生の、新作の取材で飲んできた!

 話の中に日本酒を時間無制限で飲み放題できるお店「KURAND」で飲むという回があるのですが、私ナベコも日本酒好きつながりで取材に同行させていただきました!!

 ストーリーは主人公である、みか、はるか、ななの3人がKURANDに行ったところ、たまたま知り合いの女子2人組と合流して、5人でキャッキャウフフ日本酒を飲むというもの。

 デパートデリで買ってきたチーズやつまみなどを持ち寄りのフードを机に広げるシーンがありますが、実際にこんな感じで取材しました。

 実際に並べるとマジか!? っていうくらいの料理のボリュームでした。柿の葉寿司とか女子力、女子力。

 “みかはな”の担当編集者が行きつけの飲み屋の仕入れ先である豆腐屋さんで調達してきたという絹豆腐は、パックのままぞんざいに置かれたため、少し「え!?」という空気になりましたが、食べてみると実においしかったです。醤油をかけなくてもいけました。そんな顛末は作品中でもチラリと描かれてます。

 食事がたくさんあるとお酒も進む。いただきましたよ、日本酒。

 取材じゃないかって? いや、飲むのも取材の一環です。当たり前じゃないですか。

キャピキャピ女子たちby「みかはな週末とりっぷ」。

私ナベコもキャピキャピと……。

 こちらの回はKURANDの公式ページでも無料で公開されています。日本酒好きのアザミ先生ならではの、日本酒飲み放題の楽しみ方や飲んだ銘柄が描かれていてスゴイです。尊敬します。

 私は実は取材同行してもただただ飲んでいただけなので。飲んだ銘柄忘れている……。健忘症か。繰り返しになりますが、今年は酩酊女子に留めたい。

訂正とお詫び:誤字を訂正しました。(3月5日)


ナベコ

寅年生まれ、腹ぺこ肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。30歳になるまでにストリップを見に行きたい。Facebookやってます!

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