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レクサス「LC500 コンバーチブル」

絶滅寸前のV8サウンドをオープンエアで。レクサスLCの販売終了で失われる「日本車の贅沢」

2026年11月07日 18時00分更新

レクサス

 2026年3月、レクサスのフラッグシップクーペ&コンバーチブルであるLCシリーズの販売終了がアナウンスされ、8月に全生産ラインが終了しました。日本車の歴史の中でも最もラグジュアリーなオープンモデルといえるLC500 コンバーチブルに試乗し、このモデルがどのような存在だったのかを、改めて見つめ直してみました。

国内唯一の大排気量NA V8の終焉

 LCシリーズの販売終了は、国産車で唯一の大排気量自然吸気(NA)V8エンジン「2UR-GSE」が消滅することを意味します。2007年に登場したIS Fから、長年レクサスのハイパフォーマンスモデルを中心に搭載されてきた名ユニットですが、RC Fに続いてLCが販売を終えることで、その歴史にピリオドが打たれることになりました。

レクサス
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 LCが国内市場に登場したのは2017年。モデル名には「Luxury Coupe」と「Lexus Challenge」の2つの意味が込められています。レクサスブランドにこれまでなかったラグジュアリークーペを投入し、高級車ブランドとしてもう一段高いレベルへと上がる……。LCは、そんなブランドのイメージリーダーとしての役割を担って登場しました。

 それから3年が経過した2020年に、今回試乗したコンバーチブルが登場します。クーペにはハイブリッドの「LC500h」も用意されていましたが、コンバーチブルは5.0L V8エンジンを搭載した「LC500」のみ。「燃費など気にせずに贅を味わい尽くせ」と言わんばかりのラインアップでした。

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美しさを追い求めたエクステリアデザイン

 実際にその姿を目にすると、「もうこんな日本車は現れないかもしれない」と思わせる独特の存在感があります。現代の日本車で2ドアのクーペやオープンとなると、どうしてもスポーツカー的なコンセプトになりがちですが、LCはラグジュアリーを追い求めた1台です。機能や性能に由来する美しさというより、純粋に美しく、カッコいいものを作ろうとしたことが伝わってくるエクステリアデザインです。

レクサス
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 そんなことを思いながら運転席に座り、エンジンを始動すると、V8エンジンが派手に目を覚まします。派手なサウンドが響くのは最初の数秒で、徐々に落ち着いた音へと変わっていくのですが、早朝や夜間の始動ではご近所に気を使う人もいることでしょう。

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