第697回
メルセデス・ベンツ「EQE SUV」
テスラとは違うドイツの完璧主義。メルセデス「EQE SUV」の凄みと「乗せられ感」の正体
2026年11月03日 12時00分更新
後席も荷室もゆったりで余裕がある
後席の足元はかなりゆったり。しかも床面はフルフラットです。シートヒーターも完備しており、この快適さを体験したら戻れないこと間違いナシです。
荷室容量は520リッター、2列目を倒すと1675リッターまで拡大します。きれいにフルフラットになるのはさすがといったところ。
インテリジェント回生と四輪操舵で運転がラク
ステアリングのパドルで回生ブレーキの強さを変えられるのは、イマドキのハイブリッド車やEVでは当たり前の機能。なのですが、前走車との距離などに合わせて強さを自動調整する「インテリジェント回生」は、他社ではあまり見かけない機能です。実際に使うと、ブレーキを踏む回数が格段に減るなど効果抜群!
運転したり、助手席に座ったりして、「いやはや、ホントにいいなぁ。やっぱりEVだなぁ」と思うわけです。さらに言えば、四輪操舵で意外と小回りも利きます。つまり車庫入れがかなりラク。
完璧すぎることが唯一の不満?
加速もよい。使いやすい。静かで居心地がよい。運転支援などもバッチリ。クルマとしては完璧で、文句は何もありません。ですが、人間って贅沢な生き物で、何もないことが文句でもあります。ドイツの完璧主義が生み出した最新の工業製品に対して思うのは、「なんか乗せられている」ということ。これがさらに進むとテスラのような感覚になるのですが、そこまでは行かないあたりがさすがメルセデスでもあり、それもまた不満。このジレンマは何と表現したらよいでしょう。つくづくクルマって難しいなぁと思うわけです。
でも、GLEとEQE SUV、どっちが好み? と聞かれたら、正直にEQE SUVと答えます。だってイイクルマなのですから。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります


















