週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

メルセデス・ベンツ「EQE SUV」

テスラとは違うドイツの完璧主義。メルセデス「EQE SUV」の凄みと「乗せられ感」の正体

2026年11月03日 12時00分更新

ベンツ

メルセデス・ベンツ/EQE 350 4MATIC SUV(1311万円/取材車はオプション込み1503万4000円)

 以前「2025年に乗ったメルセデス・ベンツの中で、GLEが一番感動した」と書いたような気がします。で、ふと思い立ちました。「EクラスのSUVが良いのだから、そのEV版は、さらに良いかもしれない」と。

 そこで今年(2026年)に生産終了と言われるEQE SUVに試乗しました。果たしてGLEよりイイクルマなのでしょうか?

GLEとは血縁関係なし。サイズはひと回りコンパクト

ベンツ

メルセデス・ベンツ/GLE

 とはいうものの、GLEとEQE SUVに血縁関係はありません。プラットフォームがまったく別ですし、そもそもEQE SUVはGLEと違い3列シートではありません。

ベンツ
ベンツ
ベンツ

 それゆえか、GLEが全長4925mm×全幅2020mm×全高1780mmなのに対して、EQE SUVは全長4880mm×全幅2030mm×全高1670mmと少しコンパクト。なのですが、床面にバッテリーを搭載する都合上、ホイールベースはGLEの2995mmに対して3030mmと、少しだけ長めだったりします。

ベンツ

 EQシリーズの例に漏れず、フロントマスクにグリルの開口部はなく、その代わりにスリーポインテッドスターが散りばめられています。最初にEQシリーズを見たときは「何事?」と思いましたが、見慣れると「メルセデスはこうでないと」と思うから不思議です。

トルクの立ち上がりと静かさに「EVだなぁ」

ベンツ

 EQE SUVは前後にモーターを配した四輪駆動車で、システム総出力は最高出力292馬力/最大トルク78kgf・m。最高出力はGLEのディーゼルエンジンモデルに劣るものの、最大トルクはほぼ同値か少し上回ります。このあたりにEVらしさを覚えますし、なにより走らせると、トルクの立ち上がりの速さと静かさに「EVだなぁ」と思うわけです。ちなみに満充電時の航続距離はWLTCモードで528kmとのこと。数字の上では東京から大阪まで行けます。電力消費率はだいたい5km/kWhと、このサイズとしては標準的です。

Eクラスを彷彿とさせる「包まれ感」のあるインテリア

ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ

 インテリアはメルセデスらしい仕上げ。「包まれ感」のあるアンビエントライトは、どこかEクラスのセダンを彷彿とさせます。ちなみにGLEは、もう少し重厚感のあるインテリアです。

ベンツ

 センターコンソールは、ちょっと前に大流行したブリッジ式。USB Type-Cのポートが2系統用意されています。個人的には、SUVでブリッジ式はちょっと荷物が取りづらいなぁと思ったりします。それは太っているからですね。

ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ

 センターコンソールにはドリンクホルダーやワイヤレス充電器を配置。その近くに車両のスタートボタンや走行モード切替のスイッチが並びます。アームレストの中は小物入れで、観音開きの扉を採用。さて、ここで個人的に本車唯一に近い不満をお伝えします。それは、ドリンクホルダーの中に手を入れようとすると、ハザードボタンを押してしまいがちなこと。スマホを取り出そうとして、何度も後続車に「ありがとうハザード」をしてしまいました。

ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ

 スマホはApple CarPlay、Android Autoともにワイヤレス接続に対応します。このあたりの対応はさすがといったところ。

ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ

 車両設定の操作は、ほっとんどをセンターディスプレイで行ないます。そのグラフィックがとてもきれいで、UIも優れています。

ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ
ベンツ

 助手席にはモニターを用意。エンターテインメントが楽しめます……と言いたいのですが、走行中は動画を見ることはできません(YouTubeの音声も流れません)。グローブボックスの中には芳香剤がセットできます。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事