●「硬化促進剤+遅硬化」は最強タッグかも
「スプレープライマー用瞬間接着剤ジェル」は、粘性のたかいゼリー状の瞬間接着剤。木材や布に染み込みにくく、しかも垂れずに使えるため、水平方向に接着したい場合でも材料を倒す必要なしに使えるのがメリットです。
パッケージの中身は瞬間接着剤本体と、2つのノズル。しばらく使わないとノズル内で固まってしまい使えなくなることがあるだけに、最初から予備のノズルが付属しているのは素直にありがたいです。
ゆっくり固まる遅硬化タイプとあるように、固まり始めるまでに30秒~120秒ほどかかります。その間動かせますから、位置合わせしやすいのがメリットです。「瞬間接着剤なのに遅硬化」という部分は、ちょっと矛盾があるような気がしなくもないですが。
「スプレープライマーmini」は、17mlと小容量の硬化促進剤。遅硬化タイプの瞬間接着剤に使うことで、硬化時間を短縮できるのがメリットです。
ノズルは付属しておらず、ピンポイントでの噴射はできません。といっても、そもそも普通にスプレーしてもそれほど広がりませんし、少量で十分効果があるとのことなので、困ることは少ないでしょう。
説明を読むと硬化促進だけでなく、白化防止にも役立つようです。ただし、瞬間接着剤ジェルを盛り上げたところに吹いてみたところ、接着剤そのものは白くなってしまいました。とはいえ、周囲に白く曇ったような跡は広がっていないため、それなりに白化防止効果はあるようです。
ひとつ注意したいのは、塗装面、スチロール、ポリカーボネート、アクリル、ABSといった素材に対し、溶解やクラックが発生することがあること。最初に見えない部分で試してみて、影響ないことを確認してから使うといいでしょう。
ちなみに臭いですが、確かに多少気になる部分はあるものの、許容範囲。以前使ったアセトン・アミン系の硬化促進剤より全然キツくなく、これなら普段から使えるなと感じました。
●硬化促進剤の実力を木材の接着でチェック
スプレープライマーの効果を確かめるため、木材に割りばし(竹)を接着するという実験をしてみましょう。
まず試したのは、スプレープライマーなしの場合。瞬間接着剤を木材の上にのせ、割りばしで少し伸ばして立て、約10秒後に手を放すという簡単なものです。遅硬化タイプの瞬間接着剤なのでくっつかないのは承知の上ですが、確認のための実験です。
約10秒ほど手で支えましたが、まったく固まりませんでした。
続いて、スプレープライマーを使う場合も試してみましょう。手順は同じですが、割りばしを立てた後でスプレーするのが大きな違いです。全体的にスプレープライマーを行きわたらせるため、4回ほどスプレーしました。以下は2つの実験動画です。
スプレーした瞬間に硬化するわけではないですが、その後10秒もかからずに硬化が始まっていて、手を放しても割りばしが倒れませんでした。今回は4回ほどスプレーしましたが、もっと少なくて大丈夫そうです。
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