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【新型MacBook Pro】OLEDとタッチでMacBook Proが変わる? アップル発表会で新製品を体験

2026年10月29日 20時15分更新

iPadに近いタッチ操作。UIも指先向けに最適化

 タッチ操作の反応はiPadに近く、シングルタップやダブルタップ、スワイプ、ピンチによる拡大・縮小、スクロールなどを軽快に行えます。複数の指を使うジェスチャー操作にも対応します。

 上の動画を見るとわかるように、指先のタッチ操作によるドローイング、オブジェクトの移動と拡大・縮小などグラフィックデザイン系のアプリケーションを操作する時にもMacBook Proの新しいスクリーンが活きてきます。

 Logic Proでは、画面に表示した鍵盤を複数の指で弾くように演奏できます。タッチは指による操作が基本で、Apple Pencilには対応しません。

音楽制作にもタッチディスプレイを活かせそうですが、ソフトウェアキーを弾いて演奏する時には、ヒンジを180度展開したいところです

 メニューバーをタップした時のプルダウンメニューは、ポインタで選択して開いた場合とは表示が変わります。指先で操作しやすいように、縦に並ぶメニュー項目の間隔が少し広がるのです。また、macOSのウインドウ左上にあるクローズボタンも、指先で押しやすいように拡大してポップアップします。

従来通りマウスカーソルをあてて開いたメニュー

タッチ操作でメニューを展開すると、上下に並ぶメニューの間隔が開き、そのまま指先で操作しやすくなります

本体は少しコンパクトに

 本体はタッチ対応モデルのほうが軽くなりました。同じM5 Pro搭載モデルで比べると、14インチは1.38kgで0.22kg、16インチは1.82kgで0.32kg軽くなっています。実機を持ち比べた印象では、重量差そのものは「言われてみればわかる」程度です。一方で、タッチ対応モデルは本体が少し薄く、縦横のサイズもコンパクトになっており、その違いは手に取ってはっきり実感できました。

14インチのPROLED XDRディスプレイ搭載MacBook Pro。縦横サイズが少しコンパクトになりました

厚さ方向のサイズも少しスリムになっています。薄型化の主な要因はバックライトユニットの搭載が不要になる有機ELディスプレイを採用したことによります

 タッチ対応モデルには、Macとして初めてDynamic Islandも搭載されました。ライブアクティビティは最大2件を同時に表示できます。なお、iPhone 18 Pro/iPhone 18 Pro MaxのDynamic Islandは、ライブアクティビティを最大3件まで同時に表示できます。

最大2件までのライブアクティビティを同時に表示できるDynamic Islandを、Macに初めて採用しました

 本体側面のThunderbolt 5、HDMI、MagSafe 3、SDXCカードスロット、ヘッドフォンジャックなどの接続端子は、Liquid Retina XDRディスプレイ搭載モデルと共通です。

本体の右側面。SDカードスロットを継承しています

 価格は、PROLED XDRディスプレイ搭載モデルが49万9800円から、Liquid Retina XDRディスプレイ搭載モデルが33万9800円からです。タッチ対応の有無だけでなく、ディスプレイとチップの違いも含めて選ぶことになります。

タッチ対応の新しさをより強く打ち出してほしい

 MacBook Pro with touchは、MacBookシリーズの順当な進化を果たした最上位モデルです。タンデムOLEDを採用したPROLED XDRディスプレイの美しさと滑らかなタッチ操作には、フラッグシップらしい風格が感じられます。

 ただし、タッチ対応ノートPCも有機EL搭載ノートPCも、Windows PCではすでに特別な仕様ではありません。Macにこれらの機能が加わったこと自体は歓迎できますが、今回のモデルが革新性まで打ち出せているかというと、正直なところ、もう一押しが欲しいと感じました。

 たとえばディスプレイを180度まで開いてApple Pencilで描けたり、MacBook Proならではの新しいタッチUIが用意されたりしていれば、既存のMacBookシリーズとの違いがさらに際立ったはずです。

 既存のmacOSとの互換性を確保し、デベロッパに負担をかけないことを優先したのかもしれませんが、発売後には、タッチ対応MacBook Proならではの独自性がいっそう求められそうです。

A20 Pro搭載の新しいiPad miniも体験

表示も鮮やかな8.5インチのSuper Retina XDRディスプレイを搭載した新しいiPad mini

スターライトとミッドナイトの2色が揃います

 会場では、A20 Proを搭載する新しいiPad miniにも触れました。本体はさらに薄く軽くなり、8.5インチに拡大した有機ELのSuper Retina XDRディスプレイはひときわ高精細でした。

 Apple Pencil Proの軽快な操作感や、ウインドウの位置を自在に動かせるiPadOS 27のマルチタスクも快適です。サイズが近い7.6インチのインナーディスプレイを搭載するiPhone Duoとは、また違った魅力を感じました。

 製品ごとの使い勝手や魅力については、それぞれのレビューで詳しくレポートしたいと思います。

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筆者紹介――山本 敦
 オーディオ・ビジュアル専門誌のWeb編集・記者職を経てフリーに。取材対象はITからオーディオ・ビジュアルまで、スマート・エレクトロニクスに精通する。ヘッドホン、イヤホンは毎年300機を超える新製品を体験する。国内外のスタートアップによる製品、サービスの取材、インタビューなども数多く手がける。

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