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財布に入る世界最薄クラスSSDが登場! 海外で見つけたスタートアップ企業の画期的アイテム

2026年10月30日 12時00分更新

 2026年9月上旬にベルリンで開催された大型展示会「IFA 2026」の会場では、スタートアップ企業などから、ちょっとしたIT関連のアクセサリー類が多数展示されていました。その中から、筆者が気になった製品をいくつか紹介します。

IFA 2026で見つけた気になるガジェットを紹介

指輪型マウス「Prolo Ring」

 「Prolo Ring」は指輪型のマウスです。指輪型のコントローラーはいくつか販売されていますが、この製品は指輪そのものにタッチパッドを設け、親指でのタップやスワイプなどでマウス操作を実現します。ただし、タッチパッドを備えるぶん、指輪としてはかなり幅があります。

Prolo Ring

 とはいえ、実際に指に装着してみると、意外と圧迫感はありませんでした。またBluetooth接続に対応した機器で使えるため、スマートフォンやTVスティックなど、マウスをつなぎにくい機器も操作できます。バッテリーは単体で最大8時間、充電ケースとの併用で30時間使用できます。価格はスタンダード版が149ドル(約2万4000円)。常に指にはめておくというよりも、使うときだけ装着するのがよさそうです。

幅広だが意外と使える

ショートカットボタンを内蔵した
マウスパッド「GhostPad」

 KAGE TECHWORKSの「GhostPad」は、一見するとPCデスク向けの横長のマウスパッド。キーボードを載せて使うこともできます。しかし、よく見るとパッドの左側にはさまざまなアイコンがプリントされています。実はこのアイコン、それぞれが感圧式のボタンになっているのです。さらに左上には着脱式の液晶モジュールを装着でき、ボタンの機能を表示したり、ワークモードやゲームモードといったモードを切り替えたりできます。

マウスパッドに感圧式ボタンを埋め込んだ「GhostPad」

 ちなみに、社名の「KAGE」は日本語の「影」から取ったものだそう。現在はまだ開発中の製品ですが、2026年第4四半期に発売予定です。どのようなデザインのモデルが販売されるかなどは、追ってアナウンスされるようです。価格は、アーリーバード予約で129ユーロ(約2万3000円)からとのことです。

複数パターンの開発品が展示されていた

音声だけでやりとりする4G端末
「KARRI Voice Messenger」

 「KARRI Voice Messenger」は、SIMカードスロットを内蔵する4G端末です。携帯電話のように使えますが、ディスプレイは簡易的なものだけ。できることは、音声を録音して送ること。つまりボイスメッセンジャー端末です。子ども向けの製品で、KARRI同士、あるいは保護者のスマートフォンに専用アプリを入れることで、子どもからの連絡を音声で受け取れます。イギリスでは89.99ポンド(約1万9000円)で販売中です。

簡易的な画面しかないボイスメッセンジャー

 中国などでは、大人同士でもSNSで音声メッセージを送り合うのが一般的です。このKARRI Voice Messengerも、子どもだけでなく大人が使うと面白いかもしれません。カメラもブラウザーもありませんが、GPSを内蔵しているので居場所を把握することもできます。

音声を手軽に送受信できる

電子ペーパーで内容も確認できるカード型AIレコーダー「Flowtica Verso」

 最近はカード型のAIレコーダーが増えており、スマートフォンの背面に貼り付けて手軽に持ち運べる製品も登場しています。Flowticaの「Flowtica Verso」も同じタイプの製品ですが、大きく違うのは電子ペーパーディスプレイを搭載していること。音声のリアルタイム文字起こしにも対応しており、背面のディスプレイに文字起こしの内容や箇条書きのメモを表示したり、会議の録音から作成したToDoを表示したりできます。ストレージ残量やマイク感度なども確認できるとのことです。

電子ペーパーディスプレイを搭載した「Flowtica Verso」

 充電にはUSB Type-Cケーブルがそのまま使え、1回の充電で72時間使用可能。内蔵メモリーは64GBです。電子ペーパーにはデジタル名刺やカレンダー、予定なども表示でき、自分の名刺をQRコードにして表示しておけば、展示会や商談での名刺交換もスムーズでしょう。2026年第4四半期に発売予定で、アーリーバード価格は299ドル(約5万3000円)です。

USB Type-Cで充電できる

厚さわずか3.8mmの極薄SSD「Lexar Muse」

 Lexarが発表した「Muse Ultra-Slim Portable SSD」は、世界最薄クラスをうたうポータブルSSDです。厚さはわずか3.8mm。ここまで薄ければ、カード入れや財布にも無理なく収まります。サイズは80×48mm、重量は26.5g。ただし、薄型化の代償として、専用のマグネット式ケーブルが必要です。

世界最薄クラスのSSD「Muse Ultra-Slim Portable SSD」

 端子部分には、スプリングピンとマグネットを組み合わせた独自ケーブル「SnapLink Magnetic Cable」を採用。本体はMagSafeには対応していませんが、N52グレードの強力なネオジム磁石付きスリーブが付属しており、iPhoneなどの背面にピタッと固定できます。

背面にある専用端子

 読み込み速度は最大1050MB/s、書き込み速度は最大1000MB/s。iPhoneでのApple ProRes 4K 120fpsの直接記録にも対応します。容量は512GBと1TBの2種類で、2026年第4四半期に出荷予定とのことです。

わずか3.8mmの極薄サイズ

筆者紹介───山根康宏


 香港在住の携帯電話研究家。海外(特に中国)のスマートフォンや通信事情に精通。IoT、スマートシティー、MaaS、インダストリアルデザインなど取材の幅は広い。最新機種のみならずジャンク品から100万円のラグジュアリーモデルまであらゆる携帯電話・スマートフォンを購入する収集家でもあり、その数はまもなく1800台に達する。

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