今年9月にドイツ・ベルリンで開催されたレノボのプライベートイベント「Lenovo Innovation World 2026」では、豊富なカラーバリエーションが魅力の「IdeaPad Vibe」など、意欲的な新製品が発表されました。レノボはここのところ、海外の大型イベントに合わせてコンセプトモデルも披露しています。
さらにモトローラブランドのスマートフォンやスマートウォッチも紹介されるなど、普段スマートフォンを中心に取材している筆者の目を惹く展示が目白押しでした。
画面が左右に伸びる「Project Swan Concept」
コンセプトPCは2製品が発表されました。まずは「Project Swan Concept」。概要は下記の記事で紹介していますが、ディスプレーが左右に伸びることで、作業スペースを自在に広げられるノートPCです。通常時は14型のディスプレーとして利用できます。
・LenovoがIFA2026で画面が横に伸びる&厚み10mmのファンレス・モバイルノートを公開
キーボードの専用ボタンを押すと、ディスプレーが左右に伸びて17型に早変わりします。巻き取り式のローラブルディスプレーを搭載しているわけです。
背面から見ると、どれくらい伸びているのかがよりわかりやすいでしょう。ローラブルディスプレーはスマートフォンへの応用も検討されていますが、ポケットに入れているときの誤作動などが心配されます。ノートPCのように、大型で机の上で使うデバイスのほうが、先に実用化されるようにも思います。
新しい冷却技術で薄型軽量化した
「Project AeroBlade Concept」
もう1つのコンセプトモデルは「Project AeroBlade Concept」。厚さ10mm未満、重量830g未満という薄型軽量ボディーながら、14型のディスプレーを搭載しています。場所を選ばずに作業できる、モバイルワークの限界を押し広げるノートPCです。
実際に手にしてみると、その軽さは驚異的。ディスプレー・本体ともに、薄さが際立っています。
この薄さを実現したのが、Frore Systems社と共同開発した固体冷却技術「AirJet」です。内部の超小型の膜が超音波で高速振動し、高圧の空気の流れを発生させて熱を排出します。ファンやモーターといった可動部を持たない、平らなソリッドステート構造のため、動作音がほぼ無音という静音性も実現しています。
スワロフスキーとコラボした「razr」が登場!
モトローラブランドのスマートフォンとしては、「razr 70 crystals by Swarovski」も発表されました。日本では未発売の「razr 70」をベースにした、スワロフスキーとのコラボモデルです。「razr 60」からの主な強化点は、カメラがデュアル5000万画素になったこと、チップセットがMediaTek Dimensity 7450Xにアップグレードされたこと、そしてバッテリーが4800mAhに増量されたことです。
ボディーはブラックで、スワロフスキーのクリスタルがちりばめられています。その数は、ヒンジ部分も合わせて35個。スワロフスキーモデルはrazr 60でも展開されていましたが、日本では未発売でした。razr 70が日本に上陸する際には、投入してほしいものです。
スマートフォンはもう1機種が発表されました。「edge 70 plus」は、Snapdragon 7s Gen 3を搭載するミドルレンジ機ながら、メインカメラに2億画素センサーを搭載した、カメラ重視の製品です。日本で発売されている「edge 70 fusion」の上位モデルという位置づけでしょう。
ヘルスケア機能を強化したスマートウォッチ
「moto watch ultra」
スマートウォッチにも新製品が登場しました。「moto watch ultra」です。Wear OSを搭載したフラッグシップスマートウォッチで、チップセットはSnapdragon W5+ Gen 1。1.5インチのディスプレーを備え、2GBのメモリーと32GBのストレージを内蔵しています。ケースは高級感のある46mmのステンレススチール製。さらにeSIMを内蔵し、LTE通信にも対応しています。
フィンランドのスポーツ計測ブランド、Polarのアルゴリズムを採用した高度なヘルスケア機能も搭載。正確な心拍数の計測や睡眠分析、100種類以上のワークアウトの記録が可能で、Google Geminiなどの最新AIアシスタントも利用できます。急速充電にも対応し、約15分の充電で最大24時間使えるという便利さも備えています。海外での販売価格は約350ドル(約5万5000円)です。
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