第692回
日産のSUV「新型キックス」の静粛性はライバルを圧倒。10年かけて進化したe-POWERの完成度が高すぎる
2026年10月26日 12時00分更新
トヨタ「ヤリスクロス」、ホンダ「ヴェゼル」、フォルクスワーゲン「T-Cross」と、日本のコンパクトSUV市場は大激戦区。そこに日産は、強力で魅力的な1台を送り込みました。新型「キックス」です。結論から申し上げましょう。新型キックスは、コンパクトSUVの中でイチオシの1台。では、どこが良いのか。ポイントを3つに絞ってご紹介します!
キックスのイイトコロ1
大きさと使い勝手がイイ
キックスのボディーサイズは全長4365×全幅1800×全高1615mmと、日本の道にピッタリな大きさ。特に全幅1800mmはストレスなく走れる車幅で、これが1900mmになると普通に走っていても「ちょっとデカくない?」と違和感を覚えますし、2000mmになると「運転できなくはないけれど……」となったりします。クルマに何を求めるかは人それぞれですが、乗るのが億劫になるクルマは、人を移動させるというクルマ本来の役割から外れると思うので、この大きさはベストだと感じました。
見た目以上に広い荷室にはAC100Vコンセントも
バックドアを開ける際は、後ろに少し空間が必要になりそう。このあたりは「スポーツバック」などの名を持つファストバック形状のほうが使い勝手がよいかもしれません。ですが、開けてみると荷室は広く、「ホントにコンパクトSUVなの?」と驚くほど。さらに荷室の助手席側の側面にはAC100Vコンセントが備わっており、これは実に◎。床板を開けると、三角表示板やバッテリー、パンク修理キットなどが収まっていました。
3Dビューのカメラとキャップレス給油口が便利
最近の日産車でイイなと思うのは、さまざまな角度から車両周囲を確認できる「インテリジェントアラウンドビューモニター」のカメラ機能。これの良いところは、ガソリンスタンドの洗車機やコインパーキングの跳ね上げ式ロック板などで、ホイールをガリッと擦るリスクが減ること。特に車両の左側は見えづらいので、とても便利です。
燃料はレギュラーガソリンでOK。しかも給油口がキャップレス式なのは実に便利! 輸入車ではこうした方式は珍しくありませんが、日本車ではあまり見かけませんし、実際に使うともう戻れません。給油キャップって、案外手が汚れるんですよね。
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