G-Master Velox Campio Edition 2026をレビュー【前編】
「ゲーマー国勢調査」満足度・推奨度で1位のサイコム! W受賞記念モデルは34万円台で「ゲーミングPCの“コスパ”とはかくあるべき」という仕様だった
2026年10月25日 10時00分更新
ゲームメディア「EAA!!」が実施している「ゲーマー国勢調査」というものがある。1万人以上のゲーマーを対象にした大規模アンケートで、ゲーミング環境における現実的なデータとして参考になる調査だ。
サイコム
は、その最新結果となる「ゲーマー国勢調査 2025-2026」のゲーミングPC部門において、満足度ランキングと推奨ランキングでトップになった。そのダブル受賞を記念し、限定200台の特別モデルとして登場したゲーミングPC「G-Master Velox Campio Edition 2026
」をご紹介しよう。
ゲームニュースサイト「EAA!!」による、ゲームのプレイ状況や利用デバイスを調べる大規模アンケート「ゲーマー国勢調査」。2025-2026年度は1万1850人が回答し、最大130の設問からゲーマーの動向を調査したところ、サイコムはゲーミングPC部門の満足度ランキングと推奨ランキングで見事1位に輝いた
| G-Master Velox Campio Edition 2026 | ||
|---|---|---|
| 標準構成の主なスペック | 試用機の主なスペック | |
| CPU | AMD「Ryzen 7 7700」(8コア/16スレッド、最大5.3GHz) | |
| CPU クーラー |
Noctua「NH-U12S redux」(空冷、120mmファン、サイドフロー) | |
| マザー ボード |
ASRock「B850 Pro-A WiFi」(AMD B850、ATX) | |
| メモリー | 32GB(16GB×2)、DDR5-4800<メジャーチップ・JEDEC準拠品> | |
| ストレージ | Crucial「P310 CT1000P310SSD」(1TB M.2 SSD、PCIe 4.0) | |
| ビデオ カード |
ASUS「PRIME-RX9070XT-O16G」(Radeon RX 9070 XT、16GB GDDR6) | |
| 電源 ユニット |
Cooler Master「ELITE Gold 850 FM」(850W、80 PLUS GOLD) | |
| PCケース | Fractal Design「Pop Silent White TG Clear Tint」(ATX、ミドルタワー) | |
| 通信機能 | 2.5GbE(有線LAN)、Wi-Fi 6E(無線LAN)、Bluetooth 5.2 | |
| サイズ | 215(W)×473.5(D)×454(H)mm | |
| OS | Microsoft「Windows 11 Home」 | |
| 直販価格 | 34万8000円 | |
随所に見られるコスパ重視のパーツ選びが絶妙
最近では、ただ安いだけのものを「コスパが高い」と表現されることが多い。しかし、本来は支払った金額以上の価値(PCであれば性能や機能)が得られるものに対して使う言葉だ。G-Master Velox Campio Edition 2026
は、本来の意味でコスパが高いモデルとなっており、それは構成PCパーツからも読み取れる。
いくつかポイントはあるが、あえてこれを選ぶのかと感心したPCパーツはCPUだ。ゲーミングPCでAMDのRyzenシリーズを選ぶことは普通だが、最新モデルではなく旧モデルとなるRyzen 7000シリーズを選んでいるのだ。
それも、ゲームに強い3D V-Cache搭載モデルでも、高クロックモデルとなる末尾がXのモデルでもなく、ノーマルの「Ryzen 7 7700」。もちろん、ベンチマークテストなどを使い、CPUをフルに使ったピーク性能を比べれば、スコアーは見劣りしてしまうだろう。
しかし、ゲームを含めた一般用途であれば、CPUをフルに動かすことはまずない。CPUの性能差も低画質プレイなら顕著に表れるが、高画質になるほどその差は縮まるため、体感できるほどの違いにはなりにくい。
また、TDPが65Wと低いモデルなので発熱が抑えられ、CPUクーラーのコストは下がり、動作音の小ささにも期待できるという“実利”もある。単に安いから選んだというわけではないのだ。
次に感心したポイントはビデオカード。ゲーミングPCではNVIDIAのGeForce RTXシリーズ搭載モデルが定番だが、最近の高騰もあって上位モデルになかなか手を出しづらい価格になってきている。つまり、「コスパがよくない」選択肢になりつつあるのだ。
そこで選ばれたGPUがRadeon RX 9070 XTだ。GeForce RTX 5070 Tiに迫るゲーミング性能を備えながら、価格が抑えられているため、コスパを重視する人にとってはかなり魅力的ではなかろうか。
そして、メモリーの速度をDDR5-4800にすることで、最初から32GB(16GB×2)搭載しつつ価格を抑えている点も絶妙なPCパーツ選びといえる。もちろん、BTOメニューからDDR5-5600へと変更することもできるが、価格は1万1090円上がってしまうので、悩ましいところだ。
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