タイムズカー、660万件の個人情報流出 「免許証画像」まで漏れると何が危険?
2026年09月29日 10時05分更新
タイムズモビリティは9月28日、タイムズカーのWebシステムが不正アクセスを受け、約660万件のアカウント情報が第三者に取得されたと発表した。漏えいした情報は、氏名や住所、生年月日、電話番号、メールアドレスに加え、運転免許情報や運転免許証画像などの本人確認書類情報も含まれる。
本人確認書類の流出で懸念されるのが、本人になりすました各種サービスへの申し込みだ。免許証には氏名、住所、生年月日、顔写真、免許証番号などがまとまっており、偽造書類の作成や本人確認手続きを突破するための材料として悪用される可能性がある。
ただし、免許証画像が流出したからといって、画像1枚だけで銀行口座やクレジットカードを簡単に作れるわけではない。現在のオンライン本人確認では、本人確認書類に加えて本人の顔を撮影したり、免許証のICチップ情報を読み取ったりする方式も使われている。2027年4月からはICチップを活用する方向へ制度が厳格化される。
もう1つの懸念材料は詐欺だ。氏名、住所、生年月日、免許情報まで把握したうえで「本人確認が必要です」と連絡されれば、本物の企業からの案内だと思い込みやすくなる。警察庁もフィッシングで狙われる情報として、運転免許証などの画像情報を挙げている。
パスワードやカード番号と違い、氏名や生年月日、顔写真などの情報は変更が難しい。流出した本人確認情報は、数年後に別の詐欺やなりすましに再利用される可能性もある。免許証画像の流出が確認された場合は、信用情報機関JICCの「本人申告コメント」を利用して、名義の悪用防止を登録する方法もある。
現時点でタイムズモビリティは、本件に起因する不正利用は確認していないとしている。今後は、相手が自分の氏名や住所、生年月日を知っていても、それだけで信用しないことが重要になる。メールやSMSのリンクから本人確認をせず、公式アプリや公式サイトを直接開いて確認するくせをつけておきたい。
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