モバイル用CPUを採用したミニタワー型ゲーミングPC!? マウスコンピューター、ゲーム性能と普段使いを両立するPCをTGSで発表【TGS2026特集】
2026年09月17日 19時55分更新
AMD製CPUを採用してのお手頃価格&充実した3年保証で「初めてのゲーミングPC」に適した1台として、2023年の登場以来、存在感を高めてきたマウスコンピューターの「NEXTGEAR」ブランドが新たなチャレンジ。
ミニタワー型のデスクトップPCでありながら、インテル製のモバイルCPUの採用によって、高いゲーミング性能はもちろん、普段使いに適した静音性、多コアでのマルチタスクといった美点を持つ「NEXTGEAR JG」シリーズなど、3つの新製品を「東京ゲームショウ2026」の初日となる9月17日に発表した。
インテルのモバイル向けCPUを搭載したデスクトップPCが登場
十分なゲーム性能に静音性、マルチコア性能の共存が売り
まずは、そのNEXTGEAR JGシリーズから。マウスコンピューターでデスクトップPCの開発を主導する同社 製品企画室 プロダクトマネージャーの林田奈美氏によると、NEXTGEARは「ゲーミングPCをもっと身近に感じてもらうためのブランド」として展開しているが、一方で発熱や消費電力、動作音が気になるという声もあったとする。
そこで日常での使いやすさを考えて、バランスの良さを重視したマシンを開発する過程で注目したのがモバイル向けCPUとなる。実際に今回発表されたNEXTGEAR JGシリーズに搭載されているCore Ultra 5 245HXは、Pコア×6+Eコア×8の14コア、動作クロックも5.1GHzと、今でもゲーミングPCに採用されることが多い「Core i5-14400」の10コア(Pコア×6+Eコア×4)、最大4.7GHzをも上回るスペックを持っている。このことで、ゲームでの性能はもちろん、ゲームをしながらの配信、クリエイティブ系アプリでも威力を発揮する。
一方で省電力性能の高さはモバイル向けCPUならでは。負荷が小さいときは前面のケースファンが停止するセミファンレス仕様にすることで静音性にもこだわりを見せている。
モバイル向けPCでも「火力は十分!」
20万円台前半からでも入手できるお手頃さも魅力
こうしたマウスコンピューターの新たなチャレンジをインテル側も後押し。同社Sr. Director and Channel Ecosystem General Managerのマーカス・パイパー氏はCore Ultra 5 245HXを「プロセッサ界のアスリート」と表現。全力で走り続けられるCPUであり、ゲーム性能と電力効率をいいとこ取りできる存在とアピールする。
また、PCメーカーへの技術的サポートを担当する同社 技術営業本部セールス・アプリケーション・エンジニアの矢内洋祐氏は「モバイル向けCPUと言っても(軽量モバイル用ではなく)、高性能ゲーミングノート用のCPUをデスクトップとしてさらに性能を引き出している」とし「火力は十分です!」と太鼓判を押した。
NEXTGEAR JGシリーズの主なスペックは、CPUが前述のCore Ultra 5 245HX。HM870搭載マザーボードはPCIe 5.0対応のPCI Express×16スロットに加え、PCIe 5.0対応のSSDを搭載可能(1スロットは4.0)。「NEXTGEAR JG-I5G60」は、GeForce RTX 5060/16GBメモリー/500GB SSDの組み合わせで23万9800円から、「NEXTGEAR JG-I5G7L」は後述する水冷クーラー付きのOC版GeForce RTX 5070/16GBメモリー/500GB SSDで34万9800円から。すでに販売は開始されている。
PCメーカーによるオリジナルのGeForce RTX 5070カードを搭載
簡易水冷+オーバークロックで性能を引き出しつつ、3年保証も提供
続いてのチャレンジは、NEXTGEAR JGにも搭載された水冷式クーラー搭載GeForce RTX 5070のオーバークロック版。
自作PC用の簡易水冷クーラーのパイオニアとも言っていい、デンマーク企業のAsetekとの強力で開発されたもので、オーバークロック版のGeForce RTX 5070を、240mmラジエーターとの組み合わせで冷却することで、一般的な空冷タイプより高い冷却性能を実現しながら、静音性でも優れるとしている。
GPU負荷100%時のGPUの温度は空冷モデルより約19度低い56度、パフォーマンスは3DMark Fire Strike benchmarkのスコアで約7.89%上回るとのこと。マウスコンピューターの林田奈美氏は囲み取材でRTX 5070 Tiカードの価格上昇も開発の1つとしつつ、「PCメーカー公式によるオーバークロックで、3年保証があるというのは面白くないですか?」とユーザーからの反響にも期待している様子が見られた。
このオリジナルのOC版GeForce RTX 5070を搭載したPCは前述のNEXTGEAR JG-I5G7Lのほか、「G TUNE FZ-I5G7L」「G TUNE FZ-I7G7L」も用意。ともにフルタワー型で、前者はCore Ultra 5 250K Plus/32GBメモリー/1TB SSDで56万9800円から、後者はCore Ultra 7 270K Plus/32GBメモリー/1TB SSDで58万9800円から。
クラウドゲーミングに最適なタブレット用スタンドを開発中
最後は参考出展として展示されたWindowsタブレット「mouse M2」用のスタンド。GeForce NOWとの組み合わせで、クラウドゲーミングをより気軽な感覚で楽しめるようにするための周辺機器で、本体前面と背面にUSB端子、背面にHDMI端子やLAN端子を用意して、ゲームコントローラーを接続したり、またテレビ画面に出力するといった使い方が可能になる。
今回の展示品はあくまで開発中のサンプルでデザインは固まっていないとのこと。ただ、「できるだけ早く出したいです!」(林田氏)とのことで、正式発表を期待したい。
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