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GravaStar 「Mercury K1 Pro - ゴーストシルバー」

謎に“銀色と透明”。意味わからんほど「異常にかっこいい」クセ強キーボードを使ってみた

 GravaStarは、最近、海外のコアファンを中心に知名度を上げているゲーミングデバイスブランドです。日本ではまだ見慣れない名前かもしれませんが、キーボードやマウス、スピーカーなど、独創的な製品を展開しています。

 「Mercury K1 Pro - ゴーストシルバー」は、光沢感のあるアルミニウム合金フレームと、RGBライティングが映えるスケルトンキーキャップを組み合わせた75%メカニカルキーボードで、価格は3万980円。デスクを彩るデザイン性と、普段使いにも対応する機能性を兼ね備えた1台になっています。

圧倒的なデザイン性と繊細な打鍵感に大興奮!
Mercury K1 Pro - ゴーストシルバーの推しポイント

【ポイント1】
銀色×透明×骨格フレーム。こんなキーボード、見たことある?

 キーボードのデザインは多種多様です。近年は性能だけでなく、デスクに置いたときの見栄えにこだわる製品も増えています。黒を基調とした精悍な奴、落ちついた木目調の癒し系、レトロなタイプライター風など、実にさまざまです。

 しかし、Mercury K1 Pro - ゴーストシルバーの存在感は、そんなキーボード界でもひときわ異彩を放つ存在です。

 目を引くのが、物々しく厳ついフレーム形状。枝分かれした金属フレームは、骨や蜘蛛の足を思わせる有機的な造形。それでいて、全体のシルエットはSFメカのように無機質で、どこか未来の兵器じみている。この「機械なのに生き物っぽい」という絶妙なバランスがたまりません。

 さらに、銀色のフレームと透明感のあるキーキャップが組み合わさることで、金属の重厚さとスケルトンの軽やかさが同居しています。実際にデスクへ置いてみると、その存在感は凄まじい。キーボードを変えただけなのに、今度はマウスもモニターも、果てはデスクそのものまで新調したくなってくる。こいつを起点に、デスク全体の世界観を組み立てたくなるのです。

 そのデザインを支えるアルミニウム合金フレームも見逃せません。素材そのものは珍しくないが、塗装も含めて、金属特有の冷たさを強調しすぎない、しっとりとした質感に仕上がっています。

 個人的には、光らせなくても完成されたデザインであることが高評価です。標準的な白やライトブルーのライティングがよく似合い、黒やグレーのガジェットが多いデスクには新鮮なアクセントを加えてくれます。白系のガジェットで統一したデスクにも、ひとつ置くだけで新しい表情が生まれそうです。

光らせてもよし、消してもよし。アルミフレームの質感が所有欲を満たしてくれます

【ポイント2】
見た目に反して打鍵感は極上!5層フォームとガスケットマウントが叩き出す「上品なコトコト音」

 ここまでデザインをべた褒めしてきたが、キーボードである以上、肝心なのは使い心地。どれだけ見た目がよくても、タイピングのたびにストレスを感じるようでは困ります。

 その点、Mercury K1 Proはいい意味で期待を裏切ってくれます。

 採用するのは、GravaStarとKailhが共同開発した「Speedy Mint」リニアスイッチ。作動荷重は45gf、総移動距離は3.5mmで、クリック感や段差のないスムーズな押し心地が特徴です。さらに、ガスケットマウント設計と5層のフォームダンピング構造を組み合わせ、打鍵時の振動や余計な響きを抑える工夫も施されています。

 実際に使ってみると、コトコト系キーボードらしい、押し込んだときの「コトッ」という音がしっかり楽しめる。それでいて、音が大きくなりすぎないのがうれしい。人から「打鍵音がうるさすぎる」と厳しい目を向けられがちな筆者が使っても、やかましくなりすぎません。この心地よいコトコト音が、いまや「デスクで癒やしを振りまいてくれる」と言ってもいいぐらいです。

 さらに、専用アプリをインストールしなくても、Webブラウザーから利用できる「GravaStar Hub」で、ライティングやマクロなどを設定できます。余計なソフトを増やさずにカスタマイズできるのは、地味ながらありがたいポイントです。

 見た目はアナーキーで、ちょっと近寄りがたいヤンチャ系。しかし、いざ仕事を任せてみると、打鍵感にも機能にもきっちり気を配っている。反骨精神あふれる外見と、実務をこなす真面目さ。このギャップこそ、本機の大きな魅力なのではないでしょうか。

 スケルトンでいかつい姿なのに、演奏するための道具として実力も備えたYOSHIKI氏の透明ピアノを連想してしまうのも、こうした理由からかもしれませんね。

5層構造の吸音フォームとガスケットマウントにより、耳に心地よい上品な「コトコト音」を実現。

【ポイント3】
このカテゴリーの「鉄板」を完全網羅。実用性で失敗しない隙なしのスペック

 さらに、昨今のキーボードのトレンドを完全網羅。

 接続方式は、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth、有線USB-Cの3種類。デスクでは有線、ノートPCやタブレットと組み合わせるときはワイヤレスというように、環境に合わせて使い分けられます。バッテリー容量は8000mAhで、ワイヤレス運用にも対応。レイアウトは79キーとノブを備えた75%サイズで、デスク上のスペースを節約しつつ、コンパクトさと使い勝手のバランスを取っていまする。

 RGBライティングもカスタマイズできるため、自分好みのデスク環境を作り込みたい人にも向いている。つまり、見た目に惚れて買ったとしても、使い始めてから「思ったより不便だった」と感じにくい構成です。

 では、どんな人におすすめなのか。

 まずは、デスクに新しい刺激が欲しい人。普段は黒やグレーのガジェットばかり選んでしまう人も、本機をひとつ加えるだけで、いつものデスクがまったく違う雰囲気になるはずです。

 スペックの細かな違いはまだよく分からないけれど、とにかく見た目のインパクトに惹かれた、という人にもおすすめしたいです。US配列であることや3万円前後という価格は、ちょっとハードルが高いかもしれませんが、仮にデザインに惚れて手に取った人だったとしても、使えば高級なキーボードならではの心地良さを実感できるはず。こういう世界を知ってみるのも絶対いいと思います!

 超著名アーティストのGACKT氏やYOSHIKI氏も、楽器を選ぶときには、性能だけでなく自分の美学や世界観に合うかどうかを大切にしているのだろうか……。そんな妄想まで膨らませてくれる本機には、単なる入力デバイスを超えた「相棒を選ぶ楽しさ」があります。

 見た目で選び、使い込むほど愛着が湧く。そんなキーボードを探しているなら、ぜひ候補に入れてほしいと思います。

75%レイアウトでメディアノブも搭載。Webブラウザからサクッと設定変更できるのも嬉しいポイント

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