ハーマンインターナショナル「JBL BandBox Solo」
このスピーカー魔法じゃん! 憧れの曲からギターだけ消せるJBL BandBox Soloを試してみた
2026年09月18日 17時00分更新
「JBL BandBox Solo」を購入する3つのメリット
ポイント(1):PC不要! ボタン一発で原曲からギターやボーカルが消える「ステムAI分離」
「JBL BandBox Solo」最大のハイライトが、本体内蔵のNPUによるリアルタイムの「ステムAI・セパレーション(パート分離)」機能。
通常、曲から特定の楽器を消すにはPCにファイルを読み込ませる高度な処理が必要でした。しかし「JBL BandBox Solo」は、BluetoothやUSB Type-Cでストリーミング再生している楽曲を、本体内のNPUがリアルタイムで直接解析します。
本体トップにある「STEM AI」ボタンを押し、ダイヤルを回すだけで、「ギター」「ボーカル」「その他(ドラムなど)」の各パートを自由自在に消去(ミュート)したり、音量を調整できます。
実際に試したというか自分が買った私物ですが、普段聴いている憧れのロックナンバーを流しながら「STEM AI」を押すと、まるで魔法のように原曲のギターだけが消え、ベースとドラムとボーカルの「マイナスワン音源」へと一瞬で早変わり。
自分のギターを繋いで合わせれば、憧れのバンドのギタリストとして演奏しているかのような、圧倒的な爽快感を味わえます。
逆に「ボーカルだけ」を抽出して再生することも可能。好きなアーティストの歌声だけをアカペラで心ゆくまで堪能したり、ボーカルだけを消してカラオケしたりといった、マニアックな楽しみ方もできますよ!
曲のキー(音高)変更やピッチシフトにも対応しており、半音下げチューニングの曲をそのままのチューニングで練習したり、自分の声域に合わせてキーを下げて歌ったりと、曲を自分に合わせて自在にコントロールできる柔軟性も素晴らしいです。
ポイント(2):JBLの本格アンプサウンド&演奏に必要なツールがこれ1台に全部入り
「小型スピーカーだと音が軽いのでは?」という心配は無用。長年培われたJBLの音響技術により、18W RMS出力のフルレンジドライバーとパッシブラジエーターが、低音から高音までバランスよく響く力強いサウンドを叩き出します。
さらに、ヴィンテージからモダンまで網羅したギターアンプモデリングや、フェイザー、コーラス、ディレイ、リバーブといった豊富なエフェクトを内蔵。重いアンプや足元のペダルボードを用意しなくても、本機にギター(6.3mm標準ジャック)を直接接続するだけで、使い慣れたギターサウンドが完成します。
それだけでなく、スマホ画面で確認できる高精度チューナー、テンポ合わせに不可欠なメトロノーム、最大60秒のフレーズを重ね録りできるデジタルルーパーまで利用可能。USB TypeCケーブルでPCやスマホに繋げば、USBオーディオインターフェイスとしてDAW(音楽制作ソフト)に直接録音も可能。
夜間は3.5mmヘッドホン端子にイヤホンを挿せば、周りを気にせず完全な静音で練習に没頭できます。演奏に必要な道具のすべてが、この手のひらサイズに集約されています。
ポイント(3):AI分離の精度とパート構成の割り切りにはちょっと注意
非常に画期的なステムAI分離ですが、万能ではありません。音域が近い楽器(キーボードとギターなど)が重なっている楽曲では、検出がややぶれて音量がわずかに変動することがあります。とはいえ、本当にステムAI分離はすごいので、ほぼ不満は感じないはず。自分は魔法のように消える楽器音に驚きました。
100%完璧な音源分離というよりは、「練習や耳コピが圧倒的に快適になるレベルのAI処理」と捉えるのがスマートですが、ステムAI分離の強度は、実は本体ダイヤルで調整可能。原音のパートと混ぜて練習できるので、パート練習がはかどります。
また、本体操作で直感的に分離できるパートは「ギター」「ボーカル」「その他」の3つのみ。ベース単体の抽出には対応していない点(アプリ操作で「ドラム」分離に切り替えることは可能)は、事前に知っておく必要があります。メインがベーシストの自分が、唯一残念なポイントがここです。
購入時に確認したい2つのポイント
ポイント(1):アプリによる自由な音作りと、多機能ゆえに操作慣れが必要
本体天面のLED画面とダイヤル操作だけでも基本機能は十分に使えますが、より詳細なエフェクトチェーンの組み換えやEQの微調整、ドラムパターンの設定などは、スマホ用「JBL ONEアプリ」が必要。
そして、カスタマイズの自由度が極めて高いため、自分にとって最高のサウンドを作り上げるまでは、アプリ操作や各種パラメータ設定に多少の試行錯誤と慣れが必要です。
ポイント(2):高度なAI・信号処理による短めのバッテリー駆動時間
本体側でのリアルタイムのステムAI分離処理と、アンプ・エフェクトの信号処理を同時に行うハイパワーな設計のため、内蔵バッテリーでの連続動作時間は最大約6時間。
日常の練習には十分ですが、長時間のスタジオ持ち出しや長時間の連続使用時には、USB Type-Cの給電環境を用意しておく必要があります。
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