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Apple「AirPods 5」

進化したノイキャン搭載で2万円台!「AirPods 5」を試すと完成度の向上を感じられた

2026年09月15日 12時00分更新

 アップルが9月18日に発売するワイヤレスイヤホン「AirPods 5」を試しました。2024年秋にアップルが発売したAirPods 4の後継機です。耳をふさがない開放型イヤホンでありながら、パワフルなアクティブノイズキャンセリング(ANC)を搭載。外観やApple H2チップの搭載はAirPods 4から変わりませんが、完成度は着実に高まっています。

 2種類あるAirPods 5のうち、今回は上位モデルであるワイヤレス充電ケース付き「AirPods 5」をレビューします。Appleストアの販売価格は2万7800円です。

アップル

2つあるバリエーションのうち、上位モデルのワイヤレス充電ケース付き「AirPods 5」をレビュー

2つのAirPods 5が登場。どちらを選ぶべきか?

 ANCを搭載するAirPods 4は、発売当時の価格が2万9800円でした。その後、価格が改定されて、AirPods 4のノイキャン非搭載モデルが2万3800円になりましたが、新しいAirPods 5は従来のANC非搭載モデルと同じ価格で、より強力になったANC機能が付きます。さらにワイヤレス充電ケースなどが付くモデルは2万7800円です。

 アップルがANCを特別な上位機能ではなく、AirPodsの標準的な性能と位置付けたことは大きな変化だと言えます。

 2つのAirPods 5の間で、音質とANC性能は共通です。上位モデルはApple Watch用充電器やQi規格によるワイヤレス充電に対応し、「探す」アプリからチャイム音が鳴らせるスピーカーもケースに内蔵します。ANCオン時の連続再生時間は標準モデルの最大4時間に対して、上位モデルが最大5時間です。

アップル

充電ケースもコンパクト。AirPods 4からサイズ、デザインともに変わっていません

アップル

上位モデルは「探す」機能で探索する時にチャイムを鳴らすためのスピーカーを搭載しています

 さらに上位モデルでは、本体の軸(ステム)に内蔵するリモコンを上下にスワイプして音量を調整できます。AirPods 4のレビューでは、AirPods Pro 2にある音量スワイプが使えないことを弱点に挙げました。AirPods 5はこれを上位モデルで解消しています。

 価格差を乗り越えて上位モデルを選ぶべきか。筆者の答えは明確にイエスです。イヤホン本体から音量を変えられないと、毎日使うほどストレスがたまります。ワイヤレス充電やケースを「探す」機能も充実するならば、価値ある4000円になると思います。

進化した音響構造とアルゴリズム
ANCと外音取り込みがより自然に

 AirPods 4とAirPods 5を並べても、イヤホン本体は簡単には見分けられません。重さも同じ4.3g。初代AirPodsから継承する、耳のくぼみに乗せるインナーイヤースタイルと、開放型のハウジング構造も受け継いでいます。

アップル

AirPods 5のイヤホン。上位モデルはスティックのスワイプ操作で音量をアップダウンできます

 変わったのは内部の音響構造とアルゴリズムです。AirPods 5は、AirPods Pro 3から着想を得た新しいマルチポート音響アーキテクチャと、次世代のアダプティブイコライゼーションを採用しました。

 筆者がアップルの発表会で独自に取材したところ、新しい音響構造によって低音の量感に厚みを持たせながら、ボーカルの明瞭度や楽器の分離感を高めたといいます。アダプティブイコライゼーションは、耳の形や装着状態に応じて、従来より幅広い周波数帯域をリアルタイムに補正します。

 外部音取り込みモードに切り替えた時のクリアな聞こえ方にも、音響構造とアルゴリズムの改善が貢献しています。

 アップルによれば、AirPods 5はANC搭載AirPods 4と比べて最大50%多く周囲の雑音を除去するとのこと。Apple H2チップを置き換えなくても、音響構造や信号処理のアルゴリズムをブラッシュアップすることで体験を向上させた格好です。

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