ドライブ中に子供がゲーム機やタブレットを使うなら
どうしてもWi-Fi環境が必要になる
夏休みは終わったが、まもなくやってくる秋の5連休のシルバーウィーク。ここでドライブ旅行を計画している人も多いと思う。1人でドライブするなら、カーナビや音楽配信用の通信環境があれば十分。ところが家族やグループでドライブするとなると話は変わってくる。
ドライバー以外の人間、特に子供は移動中の時間を持て余してしまう。そこでタブレットで動画を見たり、ゲームをしたりとなるわけだが、そうなると「車内でのネット環境をどうするか」という問題が発生する。今回はクルマの中で使うWi-Fi環境について考えた。
クルマそのものをWi-Fiスポットにできる車種が多くなっている
車内でのWi-Fi環境を提供する最も簡便な手段として、スマートフォンのテザリングがある。しかし家族やグループで使うとなると、誰の端末でテザリングするのかを決めるなど、人間関係によっては意外に面倒なこともある。そこで便利なのが、クルマそのものをWi-Fiスポットにする「車内Wi-Fi」だ。
最近のクルマでは、メーカーが用意するコネクテッドサービスの1つとして、車内Wi-Fiを利用できる車種が増えている。
たとえばトヨタの「車内Wi-Fi」は月額1650円。対応する「T-Connect」の車両に限られるが、スマートフォンやタブレット、パソコンなどを5台まで車内Wi-Fiに接続して利用できる。
通信量は原則として無制限で、直近3日間で6GB以上通信した場合には終日速度制限がかかる場合がある。3日で6GBをどう判断するかは微妙なところで、3~4人が何時間も動画を見るのを3日間続けると上限に達する可能性は多くなる。
日産は「docomo in Car Connect」を利用する方式だ。NissanConnect対応モデルのなかで対応している車種があり、docomo in Car Connectを別途申し込みすれば1日550円、30日1650円、365日1万3200円で利用でき、通信量は使い放題。
意外なのはHondaで、Honda Total Careプレミアムで提供していた車内Wi-Fiは何度かのサービス内容変更をした末に、今年3月31日でサービスを終了している。
Hondaは例外として、コネクテッドカーになりつつある最新のクルマなら車内Wi-Fiが備わっている可能性はある。新車なら無料期間も設定されていることがあるので、一度確認してみるといいだろう。
なお、輸入車でもコネクテッドサービスを実現していることが多いが、車載機器のアップデートやトラブル対応などにとどまり、持ち込んだ機器に対してインターネット接続の提供をしていない場合も多い。
パイオニアがdocomo in Car Connect用のルーターを提供
移動中や停車後2時間に限られるが、月1650円で通信量も制限なし
そうした装備がなくても自動車専用のWi-Fiサービスを導入することは可能。docomo in Car Connect専用の車載用Wi-Fiルーターがパイオニアの「DCT-WR200D」だ。
DCT-WR200Dは実売価格が約2万円で、案内に従ってdocomo in Car Connectの契約をすることで利用できる。車載を考慮して、バッテリーレスでクルマのDCソケットなどに接続して使うようにできている。車載機器に長けたパイオニアだけに動作温度は最高60度と、高温になりがちな車内に設置しても確実に動作してくれそうだ。
使えるプランは日産のdocomo in Car Connectと同じで、1日550円、30日1650円、365日1万3200円の3つ。そのかわり通信量に制限はなく、ドコモ自身が提供するサービスなので時間帯による速度低下も少ないことが期待できる。
とはいえ、接続できるデバイスは5台までということと、走行中は利用できるが、停車すると(次に走り出すまでは)最大2時間までしか使えない制限がある。たとえばパーキングエリアや道の駅にクルマを駐車して、長時間にわたり通信をするといった使い方はできないようになっている。
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