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『うる星やつら』最初はラムがヒロインじゃなかったって知ってた?【Amazonマンガ週末祭】

2026年09月11日 16時00分更新

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 9月第2週(9月11~13日)の「Amazonマンガ週末祭」は、「懐かしの2000年代作品」特集。対象作品が全巻50%ポイント還元セールです。その中から、今回は高橋留美子センセイの『うる星やつら〔新装版〕』をご紹介。

「ラム」というヒロインの発明

 ご紹介も何も、『うる星やつら』を知らずにこの記事を開いた人はまずいないでしょう。その『うる星やつら』の何がすごいかといえば、やっぱり一番に挙げるべきは、ラムというヒロインの発明でしょう。

 いまや作品名より先に、あの虎柄ビキニの鬼娘の姿が頭に浮かぶくらいの国民的ヒロインですが、実はラムは最初から長編向けのヒロインとして作られたキャラクターではなかったのをご存知でしょうか。

 高橋留美子センセイによれば、ラムはもともと第1話だけに出すゲストキャラの予定で、主役はあくまで諸星あたるで、序盤の正ヒロインはしのぶでした。

 しかも初期の『うる星やつら』自体、最初から長期連載の大構想があったわけでもなく、高橋センセイが、小池一夫センセイが開いた漫画家・漫画原作者のための養成塾「劇画村塾」にいたころに考えていた別々の短編案を、同じ主人公・あたるでつないでいくような作りだったそうです。

 だもんで、『うる星やつら』には、宇宙人が出るわ、妖怪を出すわ、学校で騒ぐわ、恋愛も入れるわで、最初から「何でもありの世界」を設計したというより、本来別々の話をすべて入れ込んだら、あのカオスな町・友引町ができてしまったんだとか。

 第3話を考えていた高橋センセイが「この話ならラムをまた出せる」と気づき、再登場させて、あたる、しのぶ、ラムの三角関係にしたところ、これが読者に受け、短期連載が終わったあと(もともとは全5話の短期連載の予定だった)も反響が大きく、長期連載ではラムがヒロインとして続投。その後、面堂終太郎の登場などでしのぶの立ち位置も変わり、気がつけばラムが完全にヒロインになっていました。

 ラムちゃんは、最初から「この娘でいく」と作られたヒロインではなく、ゲストが正ヒロインの座を勝ち取ったキャラクターなんですね。

 『うる星やつら』の世界そのものが、キャラクターを放り込んでは面白いものを残していく漫画だったと考えると、ラムの誕生もずいぶんこの作品らしいものでした。ラムというヒロインは、そのデザインも性格も立ち居振る舞いも含めて新しいヒロイン像の発明だったと思いますが、その誕生は割と成り行きだったんですねぇ。

 ちなみに、通常版の単行本と新装版では、何が違うのかと申しますと、カバーイラストが新しくなっている上に、新装版では、「My Lum×34」という、小学館ゆかりの漫画家さんが描いたラムのイラストが、各巻ごとに1名ずつ、全部で34名分収録されているのですが、残念ながら電子版では未収録となっています。

昔、ラムちゃんを一生懸命模写したっけ……

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うる星やつら〔新装版〕
高橋留美子 (著)
全34巻(完結)
19,822円 +ポイント還元 9,928 pt (50%)
※価格・還元ポイントは記事掲出のものです。購入時には必ず現在価格と還元ポイントをお確かめください。

作品紹介 
 地球侵略にやってきた宇宙人・鬼族との勝負で、地球代表に選ばれた高校生・諸星あたる。鬼族の娘ラムとの鬼ごっこに勝ったことで、地球侵略の道は防がれたが、ラムから結婚相手と見なされ、あたるの周りでは騒々しい日々が始まる。宇宙人、妖怪、奇人変人が次々と集まる友引町で繰り広げられる、あたるとラムを中心に恋愛とドタバタが入り乱れるSFラブコメディ!

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