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「IP68」って結局なに? スマホの防水・防塵性能、数字の意味を知っていますか

2026年09月15日 07時00分更新

スマホのスペック表で見掛ける「IP68」とかって何?

「たぶんIP99が最強」←違います

 スマホのスペック表を眺めていると、必ずと言っていいほど見掛ける「IP68」「IPX4」といった表記。あれはいったい何を意味しているのでしょう?

 今回はもったいぶっても仕方ないので、さっそく正解を。

 これは国際規格で定められた、ホコリなどの固形物や水の侵入に対する保護性能の等級を表しています。

 ちなみにIPは「International Protection」の略称。IPの後ろに続く2つの数字や記号のうち、1つ目はホコリなどの固形物、2つ目は水の侵入に対する保護等級を示します。

 防塵性能の等級を示さず、防水性能のみを表示する場合は「IPX4」のように、1つ目の数字が入る位置を「X」と表記します。Xは「保護性能がない」という意味ではなく、その等級を指定していないという意味です。

 それぞれの等級の目安は以下の通りです。

【防塵保護等級】
■IP0X 特に保護されていない
■IP1X 直径50mm以上の固形物の侵入を防ぐ
■IP2X 直径12.5mm以上の固形物の侵入を防ぐ
■IP3X 直径2.5mm以上の固形物の侵入を防ぐ
■IP4X 直径1.0mm以上の固形物の侵入を防ぐ
■IP5X 動作に支障をきたすほどの粉じんが侵入しない
■IP6X 粉じんの侵入がない

【防水保護等級】
■IPX0 特に保護されていない
■IPX1 垂直に落ちてくる水滴による影響を受けない
■IPX2 製品を15度傾けた状態で、垂直に落ちてくる水滴による影響を受けない
■IPX3 製品の上方60度以内から降りかかる水による影響を受けない
■IPX4 あらゆる方向からの水しぶきによる影響を受けない
■IPX5 あらゆる方向からの噴流水による影響を受けない
■IPX6 あらゆる方向からの強い噴流水による影響を受けない
■IPX7 一時的に水中へ沈めても影響を受けない
■IPX8 IPX7より厳しい条件で、水中での使用に耐える
■IPX9 高圧・高温の水流による影響を受けない

 つまり「IP68」のスマホなら、防塵性能は最高等級のIP6X。そして、メーカーが定めた条件で水中に沈めても耐えられるIPX8相当の防水性能を備えている、ということになります。

「IP68」のスマホは、ホコリや水の侵入に強い設計。ただし、どんな環境でも完全に防げるという意味ではない

 ただし、ここで注意したいのが「IP68なら、どんな水にも強い」というわけではないことです。

 スマホの防水性能は、決められた試験条件のもとで確認されたもの。海水や温泉水、プールの水など、塩分や薬品などを含む水への耐性まで保証しているとは限りません。

 「このスマホはIP68だから、温泉や海に突っ込んでも大丈夫!」と油断するのは危険です。

 さらに、防水・防塵性能は製品を使い続けるうちに低下する可能性もあります。IP68だからと過信せず、実際にどの程度の水濡れや水没に対応しているのか、メーカーが示している条件もあわせて確認しておきましょう。

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