フランスの「ドラゴンボールパーク」実は許諾なし 東映アニメが否定
2026年09月03日 12時50分更新
フランスの「ドラゴンボールパーク」計画に暗雲だ。東映アニメーションは8月31日、フランスでのテーマパーク建設報道について、同社と権利元関係各社は一切ライセンスを許諾しておらず、「把握している事実はない」と発表した。
発端となったのは、サウジアラビアからフランスへの大型投資計画だ。エマニュエル・マクロン大統領は8月24日、Xでパリ北西部のセルジー=ポントワーズ周辺に3つのテーマパークを建設する60億ユーロ規模の計画を紹介した。
Une annonce hors normes.
— Emmanuel Macron (@EmmanuelMacron) August 24, 2026
Vous connaissez mon intérêt pour les mangas. Vous savez aussi ma détermination à attirer en France les investissements qui créent des emplois et rendent possibles les projets les plus ambitieux.
Avec l’Arabie saoudite, nous faisons une annonce sans…
フランスのイル=ド=フランス地域圏は1週間後の8月31日、ヴァル=ドワーズ県クールディマンシュに3つのテーマパークを誘致し、その一つを「ドラゴンボール」の世界を題材にした施設とすると発表していた。
ところがその後、作品を使うための肝心な許諾は得られていなかったことがわかった。現地メディアのLe Mondeは8月25日時点で、計画を進めるQiddiya Investment Companyが、日本側の権利者から「ドラゴンボール」のキャラクターやブランドを利用する承認をまだ取得していないと報じていた。
東映アニメーションは、報道で使われたコンセプト画像についても否定している。これらは2024年3月に同社とQiddiya Investment Companyが共同発表した、サウジアラビア・キディヤシティで建設予定の「ドラゴンボール」テーマパーク向けの素材で、フランスの計画とは一切関係ないとしている。
今後の焦点は、フランス側があらためて権利元との交渉を進めるのか、それとも「ドラゴンボール」を外して計画を修正するのかだ。国家レベルで紹介された巨大プロジェクトだけに、単なる誤報では片付けにくい異例の展開になっている。
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