「VPNなのに追跡」米国でDLされた85%にトラッカー、GPSで現在地取得も
2026年09月02日 09時45分更新
スイスのセキュリティー企業Proton AGは8月27日、米国でダウンロードされたモバイル向けVPNアプリの85%に、ユーザーの個人的なデータを収集・共有するトラッカーが含まれていたとする調査結果を公表した。
トラッカーはアプリ内広告などの形で導入されており、固有のデバイスID、デバイスモデル、ネットワークの種類、通信会社名などの情報を収集。なかには、GPSでユーザーの位置を積極的に追跡しているケースもあったという。
さらに今回の調査対象のうち64社が中国企業で、うち31社は自社の存在を隠すため、シンガポール、香港、英国等のペーパーカンパニーを介してアプリを提供していたと説明。
中国の国内法で、中国政府が企業に対して保有データの提供を要請できることに触れつつ、米国のユーザーが「怪しい中国製アプリ」を300万回以上ダウンロードしたと主張している。
VPN(Virtual Private Network)は、インターネット通信を仮想的な専用回線経由とすることで、より安全に通信する仕組み。ビジネスからプライベートまで幅広いシーンで、セキュリティー向上やプライバシー保護、あるいは政府によるネット検閲の回避ツールとして使われている。
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