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アップル新型Mac、ローカルAI界隈で話題になったワケ

2026年08月26日 10時45分更新

 アップルは8月25日、新型Mac miniとMac Studioを発表した。Mac miniはM6またはM5 Pro、Mac StudioはM5 Max/Ultraを搭載。Mac Studio M5 Ultraは最大512GBのユニファイドメモリと1.2TB/sのメモリ帯域に対応する。

 発表後、ローカルLLMユーザーのあいだで注目されたのが1.2TB/sというスペックだ。比較対象として名前が挙がるNVIDIAの小型AIマシン「DGX Spark」は128GBの統合メモリを搭載しているが、メモリ帯域は273GB/s。単純比較すると、約4.4倍の帯域を持つことになる。

 メモリ帯域幅はローカルLLMで重要な要素だ。AIがトークンを生成する処理では、巨大なモデルの重みをメモリから繰り返し読み出す。演算性能だけでなく、メモリからどれだけ速くデータを取れるかが生成速度を左右するわけだ。

 Mac Studioは最大512GBのメモリを組み合わせることもできるため、「高速、大容量」という両面で強みを持つことになる。

 価格的には、新型Mac StudioのM5 Ultraモデルは94万9800円から。一方、DGX Sparkはおおむね90万円前後から100万円で流通している。M5 Ultra搭載Mac StudioとDGX Sparkは、少なくともベース価格でいえば、ほぼ同じ100万円弱の価格帯に入ったことになる。

 ただしMac Studioが全面的に有利というわけではない。DGX Sparkは最大1PFLOPSのFP4演算性能を持ち、CUDAやTensorRT-LLMなどNVIDIA環境を利用可能だ。特に、AIモデルの学習や開発を目的とする場合は優位性がある。

 一方、ローカルLLMの推論用途に限れば、大容量のユニファイドメモリと広い帯域を持つMacが魅力的に見えてくる。Macが“AIマシン”として買われる流れは今後もさらに強まりそうだ。

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