「2年先の暑さ」までAIが予測 企業の計画に変化も
2026年08月18日 15時05分更新
ウェザーニューズは8月18日、法人向けサービス「ウェザーニュース for business」で24ヵ月先までの月別気温予測の提供を開始したと発表した。対象は全国約790地点。
長期予報を専門画面から探すのではなく、AIエージェントに自然な言葉で尋ねられる点が特徴。「来年の夏の東京の気温は?」と入力すると予測情報を集約して回答し、グラフ化やCSV形式で出力できる。
数ヵ月から数年先を見ながら動く企業での利用が狙い。製造業なら生産計画、小売なら季節商品の仕入れ、農業なら作付け、電力会社なら需要予測といった用途が想定されている。
一般的な数値予報は大気の状態を物理法則に基づいて将来へ計算するが、ウェザーニューズの長期予報は機械学習を中心に採用。熱帯地域の海面水温と日本各地の気温の統計的な関係を学習し、遠い将来の気温傾向を推定している。
同社によると、この手法は予測期間が長くなっても精度が大きく落ちにくいという。東日本太平洋側の月平均気温を使った検証では、平年値をそのまま予測値とした場合の誤差が1.53度だったのに対し、同社の予報は2年先でも1.17度にとどまったという。
AIによる長期予測が、企業の計画をどこまで変えるかが注目だ。
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