昨年初登場の「黒豚まんカレー」
実は一部で評価が分かれた!?
そして今年、黒豚まんとあわせて注目したいのが、2年目の登場となる「極旨 黒豚まんカレー」です。昨年初めて黒豚まんのフレーバーとして登場し、今年は内容をリニューアルして再登場します。
なぜ2年目でリニューアルしたのか。こちらも田中さんに聞いてみました。
――昨年の反響はいかがでしたか?
「おかげさまで売れ行きは好調でした。当初の目標販売数を達成でき、ほかのフレーバーを展開していく弾みにもなったんです。ただ、カレーソースについて、やや評価が分かれたところもありまして……」
――それは?
「スパイス感がちょっと弱いというご意見もいただきました。カレーソースの部分には課題が残ったかな、というのが正直なところです」
――昨年の黒豚まんカレーを食べて、私はかなりおいしいと感じたんですが。
「昨年は、黒豚まんシリーズの特徴である肉のゴロゴロ感を重視しました。肉の存在感やゴロッと感はしっかり評価いただいたのですが、カレーまんとしてのイメージとは違うといったご意見が寄せられまして……」
――なるほど。カレーまんと聞くと、カレーペーストがたっぷり入っているイメージがあります。対して昨年の黒豚まんカレーは、肉が主役で、カレーがそれを引き立てるようなバランスでしたね。
「おっしゃるとおりです。カレーまんのプレミアム商品なのか、黒豚まんのカレー味なのか。昨年はどちらかというと後者だったので、カレーまんを期待して手に取った方からすると、もっとカレーを目立たせてほしかったのかなと思っています」
――難しいですね! では今年は、思い切って「カレーまん」のほうに振った?
「そうですね。今年は、カレーまんとしての黒豚まんを作るという想定で進めました」
つまり今年は、「黒豚まんのカレー味」ではなく、「カレーまんとしての黒豚まん」へ。この違いが、今年のリニューアルのポイントです。
肉を減らしてカレーを増量! その味は?
では、リニューアルの内容を見てみましょう。
カレーソースは昨年の約1.3倍に増量し、その分、肉の量を減らして全体のバランスを調整。さらに、山椒など22種類の香辛料を使用し、スパイスの量も昨年比40%増やしています。
黒豚まんの肝ともいえる肉をあえて減らして、カレーを強くする。そこまで変えたという今年の味、気になります!
さっそく食べてみます。割ってみると、黒豚の具材とは別に、中央にはカレーソースがたっぷり。ふわっとスパイシーな香りが立ちます。
ガブッと……めっちゃスパイシー! 確かにかなりカレー寄りです。
カレーソースがトロリとあふれ出てきて、欧風カレーらしいコクがありつつ、意外にもピリリと辛い。山椒をはじめ22種類の香辛料を使用しているだけあって、香りにも奥行きがあります。
正直、このカレーソースだけをご飯にかけても進みそう(笑)。それくらい、カレーがちゃんと主役になっています。
そこに、カレー風味に味付けされたジューシーな黒豚が加わります。
おもしろいのは、カレーと肉が完全に混ざりきっていないところ。担当の田中さんは「肉でカレーを包んでいる」と表現していましたが、これは実際の作り方にも理由があります。
製造を担う井村屋の包あん技術によって、カレーソースと肉の具材を分け、肉でカレーを包むように仕上げているそうです。
だから、ガブッとかじると濃厚なカレーソースとゴロッとした肉が一緒にやってくるのに、それぞれの存在感がちゃんとある。カレーを強くしながら、黒豚まんらしい肉の個性もしっかり残っています。
肉を減らしたと聞いて「黒豚まんらしさが弱くなるのでは?」とも思いましたが、食べてみるとそんな心配はなし。むしろ、昨年よりカレーがぐっと前に出ながら、黒豚まんらしさも感じられるバランスになっていました。
黒豚まんカレーは早めに! 今年は新フレーバーも
まだ暑さの残る時期ではありますが、スパイスがしっかり効いた今年の黒豚まんカレーは、むしろ今こそ食べたくなる味。ビールのおともにもよさそうだな、なんて思いました。
なお、黒豚まんカレーは、約1ヵ月の展開を想定しているとのこと。田中さんも「早く買いにいかないとなくなっちゃいます!」とのことでしたよ。
そして、王道の黒豚まんも忘れてはいけません。250円でこのボリュームとゴロゴロした肉感を楽しめるのは、あらためて魅力的です。
ファミリーマートの中華まんは、ここからシーズン本番。定番商品に加えて、今年も黒豚まんから新たなフレーバーが順次投入される予定です。なんでも、昨年にはなかった新味も計画されているんだとか!
まずは定番の黒豚まん、そして進化したカレー。さらにこの先どんな味が出てくるのか。今年の黒豚まんシリーズ、追いかけてみたくなりました。
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