週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

ロジクール「G316 X 98 有線ゲーミングキーボード」

初心者ゲーマーはこのキーボード! 1万円台、98%、メカニカルのロジクール「G316 X 98」を実際に試してみた

製品を購入する3つのメリット

ポイント(1):価格以上の完成度~メカニカル・ガスケットマウント・8Kポーリングレート

 G316 X 98最大の魅力は、打鍵感とゲーム性能を高いレベルで両立していることです。

 内部構造には近年人気の「ガスケットマウント」を採用しており、タイピング時の衝撃を適度に吸収。メカニカル特有のしっかりした押し心地を残しながら、硬すぎない快適な打鍵感を実現しています。長時間ゲームをプレイしていても疲れにくく、「カチャカチャ打ちたくなる」気持ちよさがあります。

ガスケットマウントを採用しています

 搭載されるリニアスイッチは約40gの押下圧を採用。軽すぎる30gでは誤入力が気になり、45gでは少し重く感じるという人にちょうどいいバランスです。ゲームだけでなく普段使いもしやすい絶妙な設定になっています。

リニアスイッチは約40gの押下圧を採用しています。加えて、ホットスワップにも対応しています

 さらにホットスワップ対応なので、将来的に違う打鍵感を試したくなった場合でも、キーボード本体を買い替える必要はありません。好みのスイッチへ交換できる拡張性も魅力です。

 ゲーム性能では最大8Kポーリングレートに対応し、高速入力にも余裕で対応します。加えてキーだけでなく本体前面のLEDバーもライティングに対応しているため、デスク全体の雰囲気もワンランクアップ。価格を考えると非常に完成度の高いゲーミングキーボードだと感じました。

重さは実測で898gでした

YouTubeで「G316 X 98」のレビュー動画を見る

ポイント(2):ドットマトリクスLEDディスプレイとダイヤルで設定変更が驚くほど快適

 G316 X 98で目を引くのが、本体右上に搭載されたドットマトリクスLEDディスプレイです。ただ光るだけではなく、さまざまなアニメーションを表示できるほか、キーボードの状態も視覚的に確認できます。ゲーミングデバイスらしい遊び心があり、デスクのアクセントとしても十分な存在感があります。

本体右上にドットマトリクスLEDディスプレイとダイヤルを搭載しています

 さらに便利なのが、隣に配置されたダイヤルとの組み合わせです。音量調整やメディア操作、LEDの明るさ変更、レポートレート切り替えなどをソフトを開かずに素早く操作できます。ゲーム中にAlt+Tabで設定画面を開く必要がないため、プレイへの集中を妨げません。

 LEDディスプレイには設定変更時のアニメーションも表示されるため、「今どの設定なのか」が直感的に分かります。見た目のかわいらしさだけではなく、実用性までしっかり考えられている点は好印象でした。

 ゲーミングキーボードは性能ばかりに目が向きがちですが、毎日触れるデバイスだからこそ、こうした使いやすさや楽しさも重要です。G316 X 98は所有する満足感もしっかり味わえるキーボードになっています。

左端のキーも、ホワイトモデルの場合はグリーンを採用しています。こういったアクセントもいいですよね

ポイント(3):有線専用だからこその安定性と1万円台という高いコストパフォーマンス

 最近はワイヤレスゲーミングキーボードが人気ですが、G316 X 98はあえて有線専用という仕様を採用しています。

有線専用です

 一見するとデメリットに感じるかもしれませんが、ゲーム用途では大きなメリットがあります。接続が非常に安定しており、バッテリー切れを心配する必要がありません。充電タイミングを気にせず、いつでも最高のコンディションでゲームを始められます。

 また、有線専用にすることで製品価格を抑えられている点も見逃せません。同等クラスの性能を持つワイヤレスモデルでは2万円を超える製品も珍しくありませんが、本製品は1万円台という手が届きやすい価格帯を実現しています。

 初心者が初めて本格的なゲーミングキーボードを購入する場合、「性能は妥協したくないけれど、予算も抑えたい」というケースが多いでしょう。G316 X 98はまさにそのニーズに応えてくれる存在です。

 余計な機能を削るのではなく、「ゲームに必要な性能へコストを集中させた」設計思想が感じられます。有線だからこそ得られる安心感とコストパフォーマンスの高さは、この製品ならではの魅力といえるでしょう。

購入時に注意するべきポイント

ポイント(1):ワイヤレスではないため、ケーブルレス環境を重視する人には不向き

 G316 X 98は有線専用モデルです。そのため、Bluetoothや2.4GHzワイヤレス接続には対応していません。デスク周りをできるだけスッキリさせたい人や、ノートパソコンとタブレットを頻繁に切り替えて使う人にとっては、やや不便に感じる可能性があります。

有線専用ですが、ケーブルは着脱可能です

 一方で、ゲーミング用途では有線接続は大きなメリットでもあります。通信が安定しており、充電切れや無線干渉を気にする必要がありません。大会やランクマッチなど、入力ミスや遅延を避けたい場面では安心して使えます。

 ゲームを最優先に考えるなら有線は十分魅力的ですが、「普段使いの快適さ」を重視する人は、自分の使い方と照らし合わせて選ぶことをおすすめします。

ポイント(2):カスタマイズ性は高いが、静音性や装備面には割り切りもある

 ホットスワップ対応はG316 X 98の魅力ですが、人によっては注意点にもなります。

打鍵感はとてもいいですが、めちゃくちゃ静かというわけではありません

 標準のリニアスイッチとガスケットマウントによる打鍵感は非常に心地よい一方で、決して静かなキーボードではありません。オンライン会議や深夜作業では、打鍵音が気になる環境もあるでしょう。静音性を最優先する人には、静音スイッチ採用モデルのほうが適しているかもしれません。

 また、リストレストは付属していません。長時間ゲームや文章入力を行う場合は、別途用意したほうが快適性は向上します。

 さらに、近年人気のラピッドトリガー機能には対応していません。競技性の高いFPSでラピッドトリガーを最重要視するユーザーには物足りない可能性があります。

 その代わり、メカニカルならではの打鍵感やホットスワップ対応、8Kポーリングレートなど、価格とのバランスは非常に優秀です。「メカニカルらしい楽しさを味わいたい」「コストを抑えて本格派を選びたい」という人に向いたキーボードといえるでしょう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事