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シリーズ最小・最軽量、申し込みから最短4営業日。モバイル通信対応でキャッシュレス導入のハードルを下げる

キャッシュレス決済の利用シーンを広げる 三井住友カードの「stera terminal light」とソフトバンクのIoT回線

2026年07月30日 11時00分更新

三井住友カード 決済プラットフォーム部 部長代理の大久保雄貴氏、同じく同部 部長代理の平山健太郎氏

 かつては“現金払い主義”と言われた日本でも、キャッシュレス決済の普及が加速している。経済産業省のデータによると、日本のキャッシュレス決済比率は2024年に半数を超え、2025年には58.0%に達している ※注 。最近では、スマートフォンを財布代わりに使う人もかなり増えたようだ。

※注:国内指標に基づく、決済額ベースの比率。経済産業省「我が国のキャッシュレス決済額及び比率の推移(2025年)」より引用

 もっとも、これからさらにキャッシュレス決済を普及させていくためには、解決しなければならない課題も残っている。そうした課題を克服するために、三井住友カードが新たに提供を開始した決済端末が「stera terminal light」である。“ポケットに収まる”シリーズ最小・最軽量の端末と、“申し込みから最短4営業日”という導入スピードで、店舗側での導入ハードルを解消する。

 そして、この決済端末のもうひとつの特徴が、SIMの内蔵によって場所を選ばず使うことができ、キャッシュレス決済の利用シーンを大きく広げる可能性を秘めていることだ。ここにはソフトバンクのモバイル回線が採用されている。

 今回は、決済プラットフォーム「stera」を活用した新規ソリューション企画・推進を担当する三井住友カードの大久保雄貴氏、平山健太郎氏に、日本のキャッシュレス決済をめぐる現状と課題、stera terminal lightが店舗にもたらすメリットや、回線採用・導入までのソフトバンクとの連携について話をうかがった。

三井住友カードのコンパクトな決済端末「stera terminal light」(左が端末本体、右はオプションのレシートプリンター)

キャッシュレス決済の普及をはばむ「残されたハードル」とは?

 キャッシュレス決済の便利さは、消費者として多くの人が日常的に体感しているだろう。スマートフォンさえあれば支払いができる、支払いが一瞬で済む、財布に現金を補充しなくてよい、小銭が増えない――。そうしたメリットがある。

 さらにキャッシュレス決済は、店舗側にもメリットをもたらす。現金を取り扱う場合に発生する、さまざまな手間や労力が大きく軽減されるのだ。

 現金決済の場合、たとえば毎日の営業終了後にレジを締め、集計した売上額と現金の残高を照合する業務が必要だ。額が合わない場合は数え直すことになり、夜遅くまで業務が長引くことになる。さらに、始業前に両替で釣り銭を準備したり、券売機に釣り銭を補充したりする手間もかかる。店舗にある程度の現金をストックしなければならないので、防犯上のリスクも生じることになる。

  キャッシュレス決済を導入することで、こうした手間や労力が軽減され、店舗運営の効率化につながる。さらに、インバウンド顧客への対応や、店舗のデジタル化とDX推進の基盤としての効果も期待できる。経済産業省では、今後のキャッシュレス決済比率の目標として「2030年までに65%、将来的には80%」という数字を掲げている。

 ただし、今後のさらなるキャッシュレス決済普及をはばむ「店舗への導入ハードル」がまだ残っていると、大久保氏は指摘する。

 そのひとつが、決済端末が設置スペースを取ってしまうという課題だ。スペースが限られた小さな店舗に、キャッシュレス決済専用の大きな端末を置くのは、店舗側としては負担が大きい。

 「さらに、美容院などの雰囲気や世界観を大切にされるお店では、目立つ場所に大きな決済端末を置くことへの抵抗感が強く、結果として導入が見送りになるケースがあります」(大久保氏)

 また、決済サービスの申し込みから実稼働までのリードタイムが長いことも課題である。クレジットカード、QRコード、電子マネーといった複数の決済手段を利用できるようにするために、これまでの同社サービスでは、申し込み後1カ月ほど時間を要するのが通例だったという。

 「開店準備中のお客さまがまず検討されるのは『どんなお店にするか』『どんな商品を提供するか』ということであって、『決済手段をどうするか』の検討は最後の最後になりがちです。開店直前になってそれに気づき、『決済サービスの利用開始がオープン日に間に合わない』というケースもあると聞きます」(平山氏)

従来の決済サービスの課題を解消する「stera terminal light」

 こうした課題の解消を目指して、三井住友カードが新たに提供を開始した決済端末がstera terminal lightである。同社が提供する決済端末「stera terminal」シリーズの最新機種として、ラインアップに追加された。

stera terminal lightの外観(出典:三井住友カード)

 一つめの特徴が、stera terminalシリーズで最小・最軽量のコンパクトな本体デザインだ。ポケットに収まるサイズ(約71×116×18mm)で、重量も約190gと軽く、バッテリー内蔵なので持ち運びもできる。設置スペースをとらないための工夫だ。

 「オプションでレシートプリンターもご用意していますが、決済処理は本体だけで行えます。端末がコンパクトなので、とにかくシンプルに、直感的に操作できることにこだわりました」(大久保氏)

1台でクレジットカード、QRコード、電子マネーの決済に対応する。写真はQRコード撮影用のカメラ

 また、申し込みから実稼働までのリードタイムも、これまでの約1カ月間から「最短4営業日」と大幅に短縮した。これにより、これまでは応えきれていなかったニーズにも対応できるはずだ。

 「お申し込み後の後続業務を徹底的に見直し、一から再設計することで、ご利用開始までの時間を、当社が提供してきたサービスと比べて大幅に短縮しました」(平山氏)

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