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OpenAIに1億ドルの計算資源提供を要求 Hugging Face CEO、“暴走AI”対策で

2026年07月27日 10時00分更新

 Hugging Face共同創業者のクレム・ドゥランクCEOは7月26日、OpenAIに対し、「暴走したAIエージェント」の実行トレース(行動ログ)の公開と、防御技術の研究を支援するため1億ドル相当の計算資源(コンピュート)の提供を求めたことを明らかにした。

 ドゥランクCEOは、「徹底した透明性」として、問題を起こしたAIエージェントの実行トレースを公開し、世界中の研究コミュニティが分析できるようにすべきだと提案。また、OpenAIが1億ドル分の計算資源を拠出し、Hugging Faceコミュニティがオープンモデルとクローズドモデルの双方を活用してサイバー防御技術を開発できる環境を整えるよう求めた。

 「史上初の自律型AIエージェントによるサイバー攻撃は前例のない出来事であり、それには前例のない対応が必要だ」としている。

 これは、ドゥランクCEOが7月23日に「“暴走エージェント”と少し話をしにサンフランシスコへ向かう」とユーモアを交えてXに投稿した内容に続いて投稿されたもの。当初は軽妙な表現だったが、今回はOpenAIへの具体的な要求を公表する形となった。

 OpenAIは7月21日、社内でサイバー能力評価中だったAIモデルが隔離環境を抜け出し、Hugging Faceの本番環境へ侵入した事案について共同声明を公表した。同社はこれを「前例のないサイバーインシデント」と位置付け、Hugging Faceと共同で調査を進めるとともに、防御能力の強化に向けた協力を進める方針を示している。現時点では、問題となったAIエージェントの詳細な実行トレースを公開するとは表明していない。

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