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活用法色々で便利なpovo2.0、あらためてその便利さや現在の状況を確認

2026年07月05日 12時00分更新

実測での通信速度は優秀、いつでも安定して高速

 ここまで料金面などを見てきたが、続いて格安SIMと速度比較をした。近郊の住宅街で、同じ場所にスマートフォン4台を置き、速度を比較した。povo2.0は「データ使い放題(24時間)」を申し込んだ状態で計測している。

 昼、午後、夜と計測したが、povo2.0はどの時間帯でもしっかり速度が出ている。MVNOの格安SIMの弱点となる平日昼休みの時間帯の速度低下がない。上りも速い。IIJmio/mineoはMVNOの格安SIMで、こうした時間帯に大きく速度が下がることはなくなっているものの、動画視聴では画質で差が出る可能性はある。

平日12時40分頃 下り 上り
povo2.0 84.70 20.50
楽天モバイル 89.10 19.70
IIJmio(ドコモ) 6.98 4.42
mineo(au) 3.52 21.20

 午後の数字ではIIJmio/mineoに数字の上では負けているが、実質的な差が出ることはないだろう。楽天モバイルは今回は問題ない数値になっているが、エリアの問題や人が多い場所での速度低下がある。そこを考慮すればpovo2.0のほうが優れていると言えるだろう。夜も安定した数字を出している。

平日14時30分頃 下り 上り
povo2.0 78.60 19.30
楽天モバイル 74.70 22.10
IIJmio(ドコモ) 92.60 12.00
mineo(au) 126.00 21.30
平日21時30分頃 下り 上り
povo2.0 94.50 21.90
楽天モバイル 78.90 27.70
IIJmio(ドコモ) 64.40 14.80
mineo(au) 113.00 21.10

 ちなみに「データ使い放題(24時間)」トッピングについては、「一定期間内に大量のデータ通信のご利用があった場合、混雑する時間帯の通信速度を制限」とあり、実際に使い放題では遅く感じた経験もある。

 そこで「データ使い放題(24時間)」トッピングで20GB近く使った後と、同じ端末に別のpovo2.0回線のSIM(通常のトッピングを購入)とで速度比較をした。

平日10時45分頃 下り 上り
povo(使い放題) 79.20 22.40
povo(通常トッピング) 148.00 22.20

 結果は表からもわかるように速度に違いが出たが、これが使い放題トッピングとは通常のトッピングとで速度差を付けているのか、タイミングやつかんだバンドの関係かはハッキリしない。もっとも150Mbpsと80Mbpsでは違いを感じることはなさそうだ。ただ、使い放題よりも容量をで購入するトッピングのほうが快適というケースはあるかもしれない。

eSIMの再発行はeKYCが必要で若干手間が必要
高速通信のデータ消費を抑える手段がないのは残念

 なお、今回の計測にあたってpovo2.0の回線を別のスマートフォンで使うためにeSIMを再発行した。料金は無料だが、eKYCの手続きで免許証(またはマイナカードなど)や自分の顔を撮影するなどの作業をして、再発行の準備ができたというメールが届くまで約30分を要した。

 また、MVNOの格安SIMと比較すると、IIJmioやmineoでは高速データ通信をオフすることで通信量の消費を抑えられる機能があるが、povo2.0にはそうした設定は無い。また、サブスクトッピングについては、使い切れなかった通信量の翌月繰り越しもできない。

mineoでは「節約ON」にすると通信速度は抑えられるが、通信量は減らなくなる。しかもコースによってはこの状態でも最大3Mbpsで利用できる

 通話料もMVNOに比べると高め。通話定額のトッピングを追加していない場合や、1回5分までのかけ放題を超過した場合は、30秒あたり22円。MVNOが30秒で10円前後などと比べて高額だ。

使い方を選べばpovo2.0には可能性たっぷり
単に安い回線と認識するのはもったいない

 メリットもデメリットもあるpovo2.0だが、基本料0円で使える点と、「データ使い放題(24時間)」の存在は非常に魅力的。サブ回線として用意しておいて、旅行時や回線のない場所で長時間作業をする使い方に最適だ。

 そこで、すぐに使う予定がなくてもサービスだけは申し込んでおくのもありだろう。ほかにもpovo2.0の仕組みを活かした活用法はいろいろ見つかるはず。うまく利用してほしい。

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