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MSI「MPG CORELIQUID P13 360」レビュー

新型水冷クーラー登場!ケーブル隠蔽構造でデザインもスッキリ、組み立てもラクなこの夏注目のパーツを検証する

2026年07月10日 12時00分更新

文● 石川ひさよし 編集●三宅/ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 MSIの簡易水冷CPUクーラーに新作「MPG CORELIQUID P13 360」が加わった。MSIも、かなり長いこと簡易水冷CPUクーラーを展開し続けてきたと言える。冷却性能の高さではフラグシップの「MEG CORELIQUID S360」で知られ、一方で最近は全グレードで「EZ DIY」と呼ぶ組み立てやすさ向上機能も取り込まれている。そんな中での新モデルだ。MPG CORELIQUID P13 360では見た目も一新、性能もハイエンド、そしてEZ DIYが推し進められて組み立てやすさも向上している。

MSI「MPG CORELIQUID P13 360」 実売価格は2万6000円前後

ハイエンド向け「MPG」グレードの新モデル。まずは各部をチェック!

 MSIの簡易水冷CPUクーラーは、マザーボードやそのほか一部パーツと同様に、MEG(ウルトラハイエンド)、MPG(ハイエンドゲーマー)、MAG(メインストリームゲーマー)といった3グレードで展開されている。MPG CORELIQUID P13 360のポジションはこれでイメージできるだろう。ハイエンドモデルとしての冷却性能、ゲーミング向けとしての見た目、プラスアルファの付加価値を求められるモデルだ。

 MPG CORELIQUID P13 360全体のイメージは画像をご覧いただければ分かると思うが、ヘッド、ケーブル、ラジエータ、ファンとパーツや工程に分けて詳しく紹介していこう。

ヘッド

 まず簡易水冷CPUクーラーの顔と言えるヘッド部分について。MPG CORELIQUID P13 360ではデザインが大きく変わった。MPGグレードのCORELIQUIDは、これまで「K」、「D」シリーズで角型ヘッドを採用してきたのに対し、MPG CORELIQUID P13 360では丸型ヘッドを採用した。見た目のうえでの大きなポイントだ。MSIで丸型ヘッドと言うと、MAG CORELIQUID E360以来になる。

これまでの角型から洗練された円形へと刷新されたMPG CORELIQUID P13 360の丸型ウォーターヘッド外観

丸型になった新ヘッド。上面のLCD部分は湾曲ガラスカバーになっている

 CPUソケット周辺のマザーボードデザインは四角なので、角型はおさまりがよい。一方で丸型もアクセントになってよい。もっとも、MPG CORELIQUID P13 360もソケット固定部分のカバーについては角型だ。カバーにはマグネットが内蔵されており、上から被せるだけでピタッと固定できる。

マグネットにより工具なしでヘッドにピタッと吸着する四角い専用マグネットカバーの装着様子

四角いカバーを装着する仕様

 ヘッドのトップには2.1型サイズのLCDが搭載されている。MSIの簡易水冷CPUクーラーでは、MPGと最上位MEGでLCDを採用する。メインストリームのMAGはLEDのみだ。ヘッドが丸型となったのに合わせ、LCDも丸型だ。時計やハードウェアステータス、静止画、動画が表示できるほか、実用性はともかく拡張ディスプレイとしても使用可能だ。

ヘッド中央の鮮明な2.1型丸型LCDディスプレイにMSIのカスタムグラフィックスが表示された発光イメージ

丸型のLCD付き

CPU温度やファン回転数等のリアルタイムなハードウェアステータスを表示するLCD画面

ハードウェアステータスやカレンダー&時計など情報を表示可能

丸型LCDディスプレイに鮮やかなカスタムアニメーションイラストを表示した様子

表示は選択するだけで設定できる

お気に入りの動画ファイルを丸型LCDに流し込んで滑らかに再生している検証様子

動画再生にも対応

Windowsのデスクトップ画面を丸型LCDにそのまま映し出す拡張ディスプレイ機能の動作画面

拡張ディスプレイとしても利用可能

暗闇のPCケース内で丸型LCDディスプレイが美しく浮かび上がっているライトアップイメージ

拡張画面としても使える

MSI Centerアプリから画面の表示向きを90度単位で自在に回転変更できるOSD設定画面

ヘッドの装着向きに合わせて表示も切り換え可能

 ベースプレートは四角形。古い簡易水冷ではベースプレート部にネジが露出する設計のものもあるが、本製品にそうしたモノはなくフラットだ。内部には熱交換に0.1mmのマイクロチャネル、そして高性能ポンプを内蔵しているという。ソケットへの固定用のフレームは装着済みだった。AM4/AM5、LGA 1700/1851に両対応するユニバーサル仕様なので、この部分の装着、組み換えの手間がない。大型であり、ステンレス光沢のあるフレームだが、カバーによってすべて隠れる。見た目への影響はないので安心してほしい。

固定用マウントフレームが工場出荷時から最初から装着されているフラットな銅製ベースプレート

ベースプレートは銅製で四角形。フレームは装着済み

 従来のMPGグレードモデルにあってMPG CORELIQUID P13 360でなくなったものがある。ヘッド内蔵ファンだ。MSIのこれまでの簡易水冷ラインナップでは、ハイエンドモデルのみ搭載しているというものだったため、これがなくなるのは少し惜しいかもしれない。一方で、どうしても小径ファンになり、動作音や耐久性の点では弱点にもなる。ここは考え方次第だ。

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