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【驚愕】遺体は法律上「物」扱い!? 霊柩車が普通免許で運転できる意外すぎる理由

 自動車ライターの矢田部明子です。今回は働くクルマシリーズ第2弾ということで、「横須賀霊柩 メモリーロードちかの」さんのご協力のもと、いろいろな霊柩車を紹介します。

 前回(【働くクルマ】昔よく見た「宮型霊柩車」の知られざる架装費用と奥深い秘密を徹底解剖)では、霊柩車のNG行為「霊柩車は亡くなられた方が無事に天国に行くために、基本的に霊柩車でのバック運転はタブー」などを学びました。これは、火葬場へ行く道と戻る道を別にすることで、「火葬場から霊がついて来ないようにするため」という理由があるそうです。

 ほかには、霊柩車は後ろにご遺体を乗せているので、運転する際にゆっくり運転するように心がけているなどを教えてもらいました。

 パート2では色々な種類の霊柩車について教えてもらいます!

 まず紹介するのは、クラウンクロスオーバーをベースにした霊柩車。クラウンクロスオーバーをベース車両として選んだ理由を伺うと、車高が高く幅があるので、さまざまなシーンに対応できるからとのことでした。

 カスタム費用はおおよそ500万円くらいで、霊柩以外の用途に使えないことを表すため、ドア部分に「霊柩」と記載されているのがポイント。一般的に霊柩車は黒色がほとんどですが、お客さんのニーズに合わせて白いボディーの霊柩車も用意しているそうです。

 ベース車両の縛りは特になく、キャデラックなどの古い輸入車もラインナップされています。

霊柩車の秘密 その1
寝台車と霊柩車の違い

 寝台車と霊柩車の違いは、ストレッチャーを積載できるかどうかです。霊柩車は棺を運ぶのがメインのため、ストレッチャーを乗せることはできません。そのため造りが寝台車と比べるとやや簡素なものになっています。

 フーガをベースにした写真の寝台車は興味深い仕様になっていて、霊柩車と兼用で、棺とストレッチャーのどちらも積載可能な仕様になっています。

 また、寝台車は病院から葬儀場、火葬場へと移動できますが、霊柩車は葬儀場から火葬場のみの移動利用になります。

 軽バンをベースにしたタイプの寝台車は、運転手のみの1人乗り仕様。助手席と2列目を取り外し、このスペースに棺が入れられるようになっており、軽自動車で小回りが利くため、依頼者宅の周辺道路が狭くても難なく通れるそうです。

 ちなみに、霊柩車は二種免許ではなく普通免許で運転することが可能です。棺に入っているご遺体は人ではありますが、法律上では物と同じに扱いになるため、この軽バンをベースにした霊柩車は1人乗りとされ、普通免許での運転が可能です。

 霊柩車はクルマの2列目からトランクスペースをカスタムしているため、2列目の下部分はトランクになっています。ドアを開けると、タオルやスペアタイヤ、雨よけカバーなどが入っています。

 洋型霊柩車に入っているシルバーのS字のラインは“ランドバー”と呼ばれ、霊柩車ではなく馬車でご遺体を運んでいた時代の、幌の折りたたみ部分の骨組みを模したデザインを現代に受け継いでいるのだそうです。カバーは革製ですが、この革部分の維持が大変なのだとか。

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