●自作3Dプリンターだからこその自由な発想
大手メーカーの3Dプリンターも多数並んでいましたが、やはり気になるのは、自由な発想で作られた品々。
小型の3Dプリンターの中で、完成度が非常に高いと感じたのが「Fraxinus Pj」さんの「Fraxinus00w3」。本体が147×160×147mmという片手で持てるサイズで、印刷可能サイズは66×70×66mmというモデルです。
この本体サイズ、Bambu Lab A1 miniの印刷可能サイズよりも小さいというと、その小ささがわかるのではないかと思います。
この隣には、さらに小さな「Lepton」も展示。こちらは本体105×104×108mmと、まさに手のひらサイズ。印刷可能サイズは25×25×25mm。本当に動作している姿を見ると感動します。
面白いのが、このFraxinus00w3をベースにした3Dプリンターが開発されていたことです。「proko&たくふろ」さんの作品で、なんと、マキタのバッテリーで駆動するよう改造してありました。
さらに面白いのが、この3Dプリンターがマキタのツールケースにしまえるように作られていたこと。本体、バッテリー、そしてフィラメントまでセットで運べるため、このケース持ち出せれば、どこでも3D印刷が可能になります。こういったアイディア、いいですよね。
ユニークなアイディアという面では、「渡邊恵太研究室」さんの「DynaPin」。横に設置してあるピンを引き出し、そこからサポートを積み上げていけるというものです。これにより、サポートに使うフィラメントの削減と、純粋な造形時間の短縮が見込めます。
デモ印刷もされていたのですが、印刷初期なのでまだピンは引き出されていませんでした……。しょうがない。
思わず笑ってしまったのは、「@bonjyy」さんの「二足歩行3Dプリンター」。え? なにいってんの?って思った人は、たぶん正しい感覚の持ち主です。歩く必要なんてないように思えますが、自分で移動できるのであれば、印刷範囲が理論上無限大になるというメリットがあります。そんなロマンあふれる3Dプリンターがこちら。
重心を移動して片足ずつ持ちあげる、という動きなので、四股を踏んでいるようなイメージです。これでどうやって印刷するのかというと、向かって右の足の内側に、ノズルがあるのが見えるでしょうか。そう、この足を持ち上げてノズルが下面になるよう回し、片足立ちのまま印刷するのです。
足が滑ったりで位置がズレやすいため、精度は出せないとのことでしたが、ロマンを感じる3Dプリンターでした。
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