ごきげんよう、モグモグウーマンのナベコです。なじみのある定番商品が何かを「極めた」というと気になってしまうもの。愛着のある日清の「どん兵衛」の究極版が出たというので、さっそく食べてみました。
えっ、具なし!?
どん兵衛新作は「鰹だしの極み」
日清食品の「どん兵衛」は和風カップ麺のロングセラーブランド。今回、発売50周年を記念して「日清のどん兵衛 鰹だしの極みうどん」「日清のどん兵衛 鰹だしの極みそば」(各267円)が5月25日に発売されました。
通常の「どん兵衛」と比べて“だし”に3倍以上のコストをかけ、だしのおいしさをとことん追求したという商品。そして、「だしにこだわりすぎて」どん兵衛のテッパン具材であるおあげとかき揚げを排したのが特徴です。
どん兵衛には、つゆ・麺・具にこだわったという「最強どん兵衛」もありますが、具をなくしてしまう商品とは斬新です。
「鰹だしの極みそば」から食べてみた
ほほお、だし感が強い
実際に食べてみました。
湯戻し時間はそばが3分、うどんが5分。そばのほうが早くできるので、まずはこちらから。
本枯節を使用した「特製鰹粉」、鰹だしの旨みにしょうゆのコクを加えた「コク旨鰹だし」、そして「追い鰹節」が入っています。「特製鰹粉」を先に入れ、湯戻し後に「コク旨鰹だし」と「追い鰹節」を加える手順。本当に、かき揚げは入っていません。
別添の「追い鰹節」をかけると、ふわっと立ち上がる鰹節の香り。燻したような香ばしさもありながら、全体としては繊細です。
透明感のあるつゆを飲むと、ぶわっと鰹のうまみが広がります。
いつものどん兵衛とは雰囲気がちょっと違うけど、素直においしい! だしが濃く、後味がすごくきれいです。
カップ麺って全体的に塩気による“わかりやすいおいしさ”があると思いますが、これはだしの旨みで風味を強くしている感じ。たぶん、カップ麺として成立させるために、相当うまみを重ねているんだと思います。
特に「鰹だしの極みうどん」がスゴイ
続いてうどんも食べました。こちらも「特製鰹粉」「追い鰹節」入り。だしは、鰹だしの旨みを凝縮した「芳醇鰹だし」が使われていて、そばとは少し異なります。なお、おあげは入っていません。
そばよりもつゆの透明感が高いです。
これはすごい! 鰹のおだしそのものを飲んでいるような素材感。
そばのほうはしょうゆの風味が加わるぶん、味の輪郭がくっきりしています。一方のうどんは、簡単に言うとより「薄味」。そのぶん鰹のふくよかなうまみが、これでもかというほどダイレクトに伝わってきます。
麺はたぶんいつものどん兵衛なんですが、つゆとの組み合わせでやたら上品に感じる。めっちゃおだし。ここまでおだしに振り切ったどん兵衛は革命的ではないでしょうか。
ただ――。
やっぱり「具」がほしくなる!
おいしい。たしかにおいしい。
でも、食べていると「きつねにつままれた」ような気分になる。おあげがのっていないだけに。
淡麗で薄味寄りなので、途中からなんだか物足りなくなってきます。やはり具によるメリハリがほしい。ここにおあげがあったら、どんなにおいしかったか。
どん兵衛のおあげって味がしっかり染みていますし、かき揚げはサクサクした食感と油の旨みがある。あらためて、あれらは味のメリハリを生む大事な存在なんだなと思いました。
上品なので、たくさん食べたあとのシメとしてなら納得できます。でも普通のお昼ごはんとして食べると、「これで完結した感じ」が少し弱い。しかも、具なしだからといって、コストカットが目的の商品ではないので安いわけではありません。う~ん。
もちろん、前提として「どん兵衛」を食べているという気持ちがあるからこそ、どん兵衛らしい定番の味と鉄板の具を求めてしまう、というのはあるでしょう。
そばのほうはしょうゆの風味があるぶん、比較的食べ進めやすかったです。一方で、うどんのほうが淡麗で、鰹だしをより明確に感じられました。ただ、そのぶん物足りなさも、うどんのほうが強く感じました。
私は途中でたまらず、うどんに家にあったあおさと七味を投入しました。そしたら、やっぱりおいしかったです。
確かに極まっていた
鰹の旨みをふんだんに利かせた新しいどん兵衛。ナベコ的には、普段のどん兵衛のバランスのよさが恋しくなってしまいました。
ただ、だし感は本当にすごかった。とにかく徹底してだしにこだわった商品というのは伝わってきました。どん兵衛の究極進化の一端と言えることは間違いないでしょう。
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