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予算3万円に収まる、ロスレス再生にも対応した高音質ワイヤレススピーカー「Sonos Era 100 SL」

2026年05月11日 06時00分更新

 筆者はこの記事を書くために、Era 100 SLを借用して自宅に設置。同時にPlayも借りていたので、音の傾向の違いなども交えながら、紹介していこう。

ロスレスのストリーミング再生に対応

 大きなポイントは、本機はSpotifyやApple Musicのストリーミング再生ができるWi-Fi接続のスピーカーである点だ。ワイヤレススピーカーではBluetooth接続が主流だが、音質面ではデータ伝送の制約が少ないWi-Fi接続のほうが有利だ。

 また、スマホと1対1で接続するのが基本となるBluetooth接続よりも、複数のスピーカーを管理しやすくなるというメリットも持つ(マルチルーム接続などがしやすい)。

 本機はSpotifyやApple Musicのロスレス再生に対応しており、Sonosのプラットフォームに対応した複数のスピーカーを同じグループに入れて一括再生したり、サラウンド再生を構築したりができる。

 なお、Wi-Fi接続のスピーカーで手頃な価格のものは少ないが、ポジションの近い製品としては、HEOSというプラットフォームを採用した「Denon Home 150 NV」などがある。

電源接続が必要なため、固定した場所に設置するのが基本

 まずは外観から。形状は楕円形の柱状になっていて、サイズは幅120×奥行き130.5×高さ182.5mmで、重量は1.95kg。持ち運びを意識したPlayよりは一回り大きくなっている。

 本体にバッテリーは内蔵しないため、使用時は電源への接続が必要となる。Wi-Fiで通信ができる室内に据え置いて使用するのが基本だ。ポン置きで棚や机に設置してもいいが、SonosはEra 100用にスタンドやウォールマウントも用意されているので、合わせて使用するのもいいだろう。

 操作はSonosアプリに加え、上面のセンサーを使った音量の変更、スキップや再生/一時停止ができる。バー状の窪みを指先でなぞって音量調節できる仕組みは直感的だ。

 ドライバーは中央にミッドウーファーを1基、左右に向けて角度をつけたツィーターを2基備えた構成。3つのドライバーを独立したClass Dアンプで駆動するリッチな作りだ。

 なお、接続はWi-Fiのほか、BluetoothやUSB-Cも選べる。なお、USB-C端子に別売のSonos Line-inアダプターを接続すれば、3.5mmのアナログ入力も可能となる。レコードプレーヤーやCDプレーヤーを接続して使うことも可能だ。

輪郭が明確で引き締まったSonosらしいサウンド

 音の大まかな印象はほかのSonos製品とかなり似ている。ブランドとしての統一感が取れているのが好印象だ。パワー感とメリハリ感を両立した低域と、クリアーで伸びる高域が特徴的だ。音がボワっと広がらずに引き締まり、付帯音なども少ないニュートラルな傾向のサウンドだ。

 ボーカルの歌詞や映画のセリフなどが非常に明瞭に聞こえる。

 Playとの違いで感じたところは、中〜低音の量感が出せ、スケール感のある再生が可能であること。本体の大きさがメリットになっているのだろう。ただし、音の重心が少し中低域に寄ったバランスになっていて、高域の明瞭感や音の広がり、パンする際の音の動きなどは、Playのほうが優れている印象もあった。

 とはいえ、聴き比べてみると違いよりも傾向の共通点に気づくことの方が多い。透明感があってパンチのある、メリハリの効いたサウンドが好きな人に合っている。

 Playを買うほどの予算がなかったり、さまざまな場所に持ち運んで使う予定はないのでバッテリーは不要という人、Sonosのスピーカーを複数使ってオーディオシステムを拡張したいという人に対しての、現実的で、最適な選択肢と言えるだろう。

Sonosを最初に体験する機種としても優れている

 Sonosのソフトウェアは共通となっており、機能の差や操作性の差が基本的にはないのも安心要素だ。持ち運びを想定していないため、電源への接続が必要で、防塵防水ではなく防湿設計になっているものの、ソフトウェアの機能や対応サービスについてはほぼPlayと同等だ。

 このように、Era 100 SLはSonosとしては手頃な価格で、Wi-Fiスピーカーならではの高音質をコンパクトなボディにまとめた製品だ。カラーはホワイトとブラックが選べ、生活空間にもシンプルかつさりげなく置けるのがいい。

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