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ハイレゾ対応、オーディオ機器としての完成度に注目

超高級ゲーミングヘッドセット「Arctis Nova Elite」、11万円という価格の価値はどこにあるのか

2026年05月09日 11時00分更新

ワイヤレスの限界を押し広げるLC3+

 どれほど優れたドライバーでも、伝送品質が伴わなければ意味はない。Arctis Nova Eliteは、2.4GHz帯の低遅延通信において高効率コーデック「LC3+」を採用する。

 これにより、PC接続時には最大24-bit/96kHzの高解像度オーディオ伝送が可能。従来の16-bit/48kHzと比較して、より豊かなディテールとダイナミックレンジを維持しながら、低遅延での音声出力を実現している。FLACなどのロスレス音源を日常的に楽しむユーザーにとっても、満足度の高い仕様といえるだろう。

最大24-bit/96kHzの高解像度オーディオ伝送が可能

 PCでゲームをプレイしながらボイスチャットを行ない、同時にスマートフォンで音楽や通知を確認する――こうしたマルチタスク環境はすでに一般化している。

 Arctis Nova Eliteは、新機能「OmniPlay」と再設計された「GameHub」によって、最大4つのオーディオソースを同時接続・ミキシング可能とした。ベースステーションには複数のUSB-Cポートと3.5mm端子を備え、複数デバイスを常時接続したまま、シームレスに切り替えられる。

GameHubとOmniPlayによって最大4つのオーディオソースを同時接続・ミキシング可能

 さらにBluetooth 5.3により、2.4GHz接続のゲーム音とスマートフォン音声の同時再生にも対応。PCやコンソールの音とモバイル端末の音を自然に統合できる点は、日常利用において非常に実用性が高い。

Bluetooth 5.3にも対応

 GameHubでは、入力ソースのミキシングや音量バランスの調整も柔軟に行なえる。ゲーム音とチャット音の比率を細かく制御できる点も、競技志向のユーザーにとって大きなメリットだ。

 なお、PC向け制御ソフト「Steelseries GG」を使えば、操作やGameHubディスプレイの表示などを設定できる。同梱されるイコライザソフト「Sonar」では多様なプリセットなども用意されている。

強力なANCと自然な外音取り込み

 Arctis Nova Eliteはアクティブノイズキャンセリング(ANC)も搭載。従来比で約2倍のノイズ低減効果を実現するとされており、実使用でも高い遮音性能を体感できる。

 また、外音取り込みモードも自然で、実用性は高い。加えてイヤーカップ自体の遮音性も優秀で、ANCをオフにした状態でも十分な没入感を得られる。同社の提供するスマートフォンアプリ「Actis Companion」を使うことで、ノイズキャンセリングの強弱などを設定可能だ。

もちろんマイクも高品質、AIノイズ除去を搭載

格納式ブームマイクと内蔵マイクを搭載

 マイク性能も本製品の大きな強みだ。格納式ブームマイクに加え、内蔵マイクも搭載するデュアル構成を採用。用途に応じた使い分けが可能となっている。

 とくにブームマイクの音質は優秀で、一般的なコンデンサーマイクと比較しても遜色ないレベル。AIノイズ除去機能により、騒音の多い環境やキーボード音も効果的に低減できる。

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