クオリティが大幅向上した画像生成AI「ChatGPT Images 2.0」。ビジネスはもちろん、写真や漫画まで、そのまま試せる6つのプロンプト付き
2026年05月08日 10時00分更新
本連載は生成AIをこれから活用しようとしている方たちのために、生成AIの基本やコピペしてそのまま使えるプロンプトなどを紹介。兎にも角にも生成AIに触り始めることで、AIに対する理解を深め、AIスキルを身に着けて欲しい。第57回は描写能力や日本語文字列の出力などが大幅に向上した「ChatGPT Images 2.0」について解説する。
苦手だった日本語描写も大幅改善された「ChatGPT Images 2.0」
OpenAIは2026年4月21日、「ChatGPT Images 2.0」を公開。これまで苦手だった、日本語描写も大幅に改善され、注目度が急上昇中。サム・アルトマンCEOは発表のライブ配信で「GPT-3からGPT-5に一気にジャンプしたくらいの変化」と表現し、相当な手応えをのぞかせている。
これまでChatGPTで画像を作ると、英語ならまだ読める仕上がりでも、日本語を入れた途端にあやしい漢字が混ざったり、ひらがなが読めない記号に化けたりした。バナーを作ろうとしてもキャッチコピーが文字化けし、結局はCanvaやPhotoShopで文字を差し替える二度手間となっていた。Images 2.0では、日本語や中国語、韓国語、ヒンディー語といった非ラテン文字でも、誤字がほとんど発生しないレベルにまで改善したとOpenAIは説明している。
絵そのもののクオリティも向上した。AIっぽい不自然なツヤや顔ののっぺり感が薄れ、東京の路地裏や喫茶店の前といった日常風景を、スマホで撮ったかのように描き出せる。看板や標識など、日本独自の表記もきちんと再現できるのがすごい。米粒の山の中にたった1粒だけ「GPT image 2」と刻むデモ画像も公開され、性能をアピールしてみせた。
Images 2.0には2つのモードが用意されており、1つ目の「インスタントモード」はChatGPTの無料プランでも使える。これまで通りパッと指示するだけで絵が返ってくる。
2つ目の「シンキングモード」は、PlusやProなど有料プラン加入者だけが選べるモードだ。生成前にWeb検索で最新情報を取り込んだうえで描いてくれるので、「2026年春のトレンドカラーで作って」といった注文にも、自分で下調べせずに対応できる。なお、複数枚の生成も指示でき、試したところ最大10枚まで一度に生成できた。とはいえ、その分生成枠を消費するので注意すること。
Images 2.0の生成枠は、利用しているプランによって大きく異なり、その上限が日単位や時間単位で管理されている。無料プランでは生成枚数が抑えられており、混雑状況にもよるが3時間あたり数枚程度が目安となる。ChatGPT Plusなどの有料プランでは、3時間ごとに約50枚、1日あたり約180~200枚程度まで生成可能だ
そのまま使える6つの画像生成プロンプトを紹介
では、実際に生成したプロンプトと画像を紹介しよう。「+」メニューから「画像を作成する」を選択しておくと生成モードになるが、プロンプトで画像生成を指示していれば、自動的に対応してくれることが多い。
文字表現や写真、デザイン、漫画などを生成してみた。プロンプトも紹介するので、適当にカスタマイズしつつ、まずはChatGPTにコピペしてみてほしい。これまでとは全く異なるレベルの画像が生成するのを目の当たりにすれば、Images 2.0のすごさを体験できるはずだ。
■インフォグラフィック
○プロンプト
社内ナレッジ管理の方法比較をテーマにした日本語インフォグラフィックを作ってください。左側には紙の資料、共有フォルダ、AI検索付きナレッジベースの三方式を、探しやすさ、更新しやすさ、共有のしやすさ、教育への活用の四項目で比較した表を配置し、右側には短い結論欄を設けてください。誌面特集ページのように整理された白背景のレイアウトにし、文字量は増やしすぎず、見やすさを保ってください。
■写真
○プロンプト
和食店の木のテーブルに置かれた炊きたての親子丼を、本当に食べたくなる自然な料理写真として仕上げてください。卵の半熟感、鶏肉の照り、だしを吸ったごはん、立ちのぼる湯気、陶器の器の質感まで伝わるように描写してください。派手なSNS映えより現実感を優先し、箸や味噌汁を控えめに添えて、食卓として無理のない構図に整えてください。
■雑誌記事
○プロンプト
朝の習慣を整えるというテーマの雑誌見開きを一組作成してください。左ページには大きなメイン写真を置き、右ページには小見出し、短い本文、補足の小さな図解パーツを整理して配置してください。誌面全体はライフスタイル誌らしく上品にまとめ、白を基調にやわらかなベージュとグレーを使ってください。日本語は読みやすく、情報量は多すぎず少なすぎず、きちんと編集されたページに見えるようにしてください。
■表紙デザイン
○プロンプト
はじめての生成AI活用をテーマにしたビジネス向け小冊子の表紙を作ってください。レイアウトは端正で、白背景に青とグレーを中心とした信頼感のある色使いにしてください。表紙に必要な文言は、はじめての生成AI活用、業務で使うための基本ガイドの二つだけです。硬すぎないが軽すぎもしない印象にまとめ、研修資料や配布冊子としてそのまま通用する完成度にしてください。
■キャラクターシート
○プロンプト
添付画像のキャラクターをフィーチャーした、高解像度で詳細なキャラクター設定シートを1枚生成してください。シートの上部または中央には、キャラクターの全身の三面図(正面、真横、背面)を並べて配置してください。シートの下部または空いているスペースには、同じキャラクターの顔のアップによる、少なくとも6つの異なる表情パターン(表情集)を配置してください。全体として、整理されたプロフェッショナルなデザインドキュメントのようなレイアウトにしてください。背景はシンプルな白、または薄いテクスチャのある紙にします。
画像を4枚生成して下さい。アニメ・マンガ調、クリーンな線画、フルカラーの縦読み1ページ(全6コマ)。日本マンガらしいダイナミックなコマ割りで、サイズとアングルに強弱をつけます。キャラクターの容姿・服装は参考画像に準拠。コマにナンバリングしないこと。
【コマ1】大ゴマ・横長・ページ最上段(全幅)
構図:「アスキー商店街」のロングショット、アイレベルからやや見上げ。提灯や看板で奥行きを出し、二人が画面手前に向かって歩いてくる全身ショット
動作:猫は前方を指さして弾むような足取り、柴犬は半歩後ろで聞いている
演出:背景に軽い集中線、足元にスピード線
猫:「あっ、新しい店!見よう!」
犬:「いいね」
【コマ2】中ゴマ・斜めカット
構図:店内の商品棚を背景に、「GOOD DOG CERT.」と書かれたゴールドのタグをつまみ上げた手元のクローズアップ(顔は入れない)。指先でパッチが宙に浮いた瞬間
演出:放射状のキラキラとトーン、パッチがスポットライトを浴びるように光る
猫:「可愛いタグ!」
犬(コマ外・小さな吹き出し):「いいデザイン」
【コマ3】小ゴマ・横からのミドルショット
構図:レジカウンターを真横から見た構図。猫の手がカウンターにパッチを差し出し、動作と物のやり取りでテンポを作る
猫:「これ買う!」
店員(すずめ):「ありがとうございます」
【コマ4】横長・全幅・極端なクローズアップ
構図:猫のスカートのベルト部分の極アップ。両手でタグを付けている瞬間(顔なし、手元のみ)
演出:小さく「ピタッ」の擬音、装着が決まった瞬間のキラリ
猫:「よし!」
【コマ5】大ゴマ・ページ下段の主役コマ(高さしっかり)
構図:猫の全身ローアングルの決めポーズ。腰のパッチを誇らしげに突き出す。画面の端に柴犬のシルエットや後ろ姿を小さく入れて、視線の受け手として配置
演出:背景に集中線+紙吹雪、足元から放射状の輝き
猫:「どう?GOOD DOGだって!」
効果音:「ジャジャーン」(大きな装飾文字)
【コマ6】横長・引きのミドル~ロング(オチ/1コマで完結)
構図:商店街に戻り、二人が並んで歩いていく斜め後方からのショット。(なのでタグはみえなくていい)猫はスキップ気味で腰のパッチを軽く撫でてご機嫌、柴犬はやれやれと頭をかきながら横目で猫を見る
演出:足元に♪マーク、商店街の柔らかな夕方の光。顔は横顔程度で、表情は仕草で見せる
犬:「……ネコだろ、お前」
猫:「いいの!」
犬の心の声(小さな思考吹き出し):ま、いいか
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