週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

もう検索しなくていいのか LINEヤフーが“エージェント”をぶっこんできた

2026年04月20日 13時30分更新

 ついにYahoo!もエージェントの時代へ。LINEヤフーは4月20日、Yahoo! JAPANの「AIアシスタント」とLINEの「LINE AI」を統合した新ブランド「Agent i」を始動した。LINEとYahoo! JAPANの両方からワンタップで使えるAIエージェントとして提供し、まずは買い物やおでかけ、天気などを含む7種類のエージェントを展開する。

 「新しい家電がほしい」「京都の観光モデルコースを作って」といった曖昧な相談に対して、ジャンルごとの領域エージェントが情報を整理し、選択肢を提案する。汎用チャットAIというより、LINEヤフーの各サービスを横断して使う“生活支援の窓口”として見せているのが特徴だ。

 LINEヤフーは100を超える自社サービスのデータ活用を前面に出しており、今後は100万以上の企業・店舗が使うLINE公式アカウントの情報も連携対象に加えるとしている。さらに6月までには、利用状況や設定を踏まえて回答を最適化するメモリ機能の実装も予定しており、単発の応答ではなく継続利用を前提にした設計へ進めるという。

 また、現時点では相談や提案が中心だが、2026年6月ごろには複雑なタスクの代行機能を追加する計画を示した。

 レシピ、ファイナンス、ヤフコメまとめ、イベント、クルマ選び、お買い物の強化に加えて、Yahoo!ショッピングと連動する「AIお買い物メモ」、比較検討を肩代わりする「AI比較マスター」、LINE上での日程調整支援なども順次始める計画だ。企業向けには、LINE公式アカウントでAIエージェントを構築できる「LINE OA AIモード」を夏ごろから、業務支援向けの「Agent i Biz」を8月から展開する。

 LINEでも、友だちとのトーク内容をもとに関係性や会話を提案する「ムードを分析」、ホームタブの最適化など、AIを個別機能ではなくアプリ体験全体に埋め込む方向を示した。Yahoo! JAPAN側でも、トップページの検索や通知、トピックスの進化を予定しており、ポータルとメッセージングの両輪でAI接点を増やしていく。

 日本国内で強い接点を持つ2大サービスを土台にした“生活密着型エージェント”として、どこまで日常に入り込めるかが今後の勝負になりそうだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります