インテル、低価格帯向けCPU「Core Series 3」発表 AI PCを普及価格に
2026年04月17日 17時50分更新
AI機能は高級機だけのものではなくなりつつある。インテルは4月16日、モバイル向けの新しい「Core Series 3」シリーズを発表した。価格重視の個人ユーザーや小規模ビジネス、エッジ機器向けの新シリーズで、米国時間4月16日から順次搭載製品が展開される。2026年を通じて70機種以上が主要パートナーから投入予定だ。
Series 3は「Core Ultra Series 3(開発コード名Panther Lake)」をベースにした設計。Intelは2026年1月のCESでCore Ultra Series 3を「Intel 18Aで作られる最初のAI PC向けプラットフォーム」と説明しており、今回はその流れをより安価なラインまで広げた形だ。
特筆すべきは、普及帯でもAIと接続性を外さない設計にした点だ。Core Series 3は最大40 TOPSのAIワークロードをサポートし、Thunderbolt 4を最大2ポート、Wi-Fi 7、Bluetooth 6も備えている。
性能としては、5年前のPC比で、シングルスレッド性能が最大47%、マルチスレッド性能が最大41%、GPUのAI性能が最大2.8倍向上するという。買い替えサイクルが長い家庭用PCや中小企業PCに対し、「古い1台からの乗り換え先」として説得力を持たせようとしているわけだ。
実用面も現実的だ。前世代のCore 150U系と比べて、クリエイティブ性能と生産性が最大2.1倍、動画視聴時のプロセッサー電力は最大64%低減したとうたう。1日中使えるバッテリーと、オフィス作業や学習用途でのストレス低減を打ち出した。
同社ではロボティクス、スマートビルディング、POS端末、スマートメーターなど、必要不可欠なエッジ機器にもCore Series 3を展開するとしており、エッジ向け製品は2026年第2四半期に提供開始予定としている。
最先端プロセスやAI機能を高級品の“売り”ではなく、標準的な選択肢に変えていく。Intel Core Series 3は、地味ながら大きな役割を担うシリーズになりそうだ。
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