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え、ジャレコってまだ……? 32年ぶり復活「ラッシング・ビート」が帰ってきた

2026年04月13日 19時00分更新

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ゲーム業界にも栄枯盛衰があります

 こんにちは。ファミリーコンピュータと同い年、ゲームとガジェットを愛するASCII編集部のオールドルーキー、西川と申します。私の趣味はゲーム収集で、メガCDの全タイトル(116本)とXbox 360の全タイトル(725本)をコンプリートしています。

 さて、「知っているゲームメーカーを挙げてください」と言われたら、あなたはなんと答えますか? 日本国内だけでも、任天堂、ソニー(グループ)、セガ、コナミ、スクウェア・エニックス、サイバーエージェント、カプコン……。いくらでも数えられそうですね。

 しかし、ゲームの歴史の中では、ファミコン〜スーファミ時代に活躍(?)したものの、今では会社そのものがなくなってしまったというメーカーもあるのです。

 というわけで、今回は「RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers」を取り上げます。AmazonではSwitch 2版が5,456円で購入できます(4月13日現在)。

 ここまで読んで、「えっ、あのラッシング・ビート?」となった人は、自分と同世代かもしれませんね。

 

昔、ジャレコというメーカーがあった

 「ラッシング・ビート」シリーズをご存知でしょうか? 1990年代にスーパーファミコンで展開されたベルトスクロールアクションで、メーカーはジャレコです。

 ジャレコと聞いて「ああ!」となる人は、なかなかのゲーム好きだと思います。アーケードゲームからゲーム業界に進出した同社は、ファミコン時代に「シティコネクション」「忍者じゃじゃ丸くん」「燃えろ!!プロ野球」などの名作を出したことで知られています。

 まあ、“迷作”も手がけていまして、シナリオがすさまじい「ミシシッピー殺人事件」、演出と世界観が妙にシュールな「バイオ戦士DAN」、ピンボールとRPGを組み合わせた「ピンボールクエスト」など、良くも悪くも話題になるような不思議なソフトも発売していました。

 さて、ラッシング・ビートの発売当時は、ベルトスクロールアクション全盛といってもよく、数多くの作品が登場しました。なんといっても、1989年に発売された「ファイナルファイト」の影響が強かったのです。

 ラッシング・ビートもそのうちの一つでしたが、やっぱりというかなんというか、「ファイナルファイト」のパクリと呼ばれ、ゲーム誌の評価もあまり高くなかった。でも、私は好きです。今でも全作いつでもプレイできるように、すぐ取り出せる場所にあります。

私が所持しているラッシング・ビートシリーズ。「ラッシング・ビート」(1992)、「ラッシング・ビート乱 複製都市」(1992)、「ラッシング・ビート修羅」(1993)

 まあ、確かに主要キャラクターであるリック・ノートンはちょっとコーディっぽいですし、ダグラス・ビルドは元プロレスラーということでハガーっぽいキャラクターかと思いきや「ストリートファイター」シリーズのベガに似ていて、確かにツッコミどころにはなっています。

 そのあたりの“ゆるさ”も、ジャレコらしいといえば、そうかもしれませんね。

 

32年ぶりに復活、現代向けにシステムや演出が強化

 「RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers」は、「ラッシング・ビート」シリーズの最新作で、32年ぶり(!)に復活したタイトルです。シリーズの流れを引き継ぎつつ、現代向けにシステムや演出が強化されており、爽快な格闘アクションが楽しめます。

 本作では6人のキャラクターを操作し、多彩な技やコンボを駆使して敵をなぎ倒していくのが特徴。オートコンボにより初心者でも遊びやすく、やり込むほどにテクニカルな戦いが可能。さらに2人協力プレイにも対応しており、仲間とともにストーリーを進められる点も魅力となっています。

 ラッシング・ビートの1作目はリックとダグラスの2人しかプレイアブルキャラがいませんでしたが、2作目では4人。3作目は隠しキャラ含め6人になりました。3作目に関しては4人同時対戦モードがあり、友達と盛り上がった記憶があります。

 私はアクションゲームでは重量級キャラを使うことが多いのですが、ラッシング・ビートではプロレス技が得意なダグラスを好んで使用しています。警察官なのに全身赤。潜入作戦に赤いモビルスーツを選択するシャアを彷彿とさせます。あと、やっぱりベガに似ています。

 ダグラスは3作目の「修羅」でプレイアブルから外れてしまったのですが、最新作「RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers」ではちゃんと使えます。これは嬉しい。

 

ジャレコを令和に蘇らせた「シティコネクション」

 最後に、メーカーについて。「RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers」を発売した企業は、「シティコネクション」といいます。

 このシティコネクションは、ジャレコの同名アクションゲームの名前を冠して創業されたものの、もともとは音楽レーベルの運営が中心で、ゲーム専門の会社というわけではありませんでした。

 ところが、2013年にジャレコIP(知的財産)を獲得した流れから、最新ハードでジャレコの過去作品を遊べるようにしているほか、オリジナルのゲームまで制作しているのですから、なんだかすごい話ですよね。

 そのシティコネクションが、「ラッシング・ビート」シリーズを30年以上ぶりに復活させたのが「RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers」というわけです。

 そういった経緯もあってか、ベルトスクロールの気持ちよさが詰まった遊びやすさが印象的。アクションは爽快で、「こういうのでいいんだよ」が詰まった作品に仕上がっています。ザコキャラのデザイン使いまわしもありますが、レトロゲーム好きとしてはあるあるなので気になりません。

 懐かしくも新しい。演出面も強化されコンボを決めるのが楽しい「RUSHING BEAT X: Return Of Brawl Brothers」、ぜひプレイしてください。

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