JBL GO 5とEasySing Mic Mini
隠し玉商品の登場に会場が沸く! JBLの最新小型スピーカー「GO 5」とその相棒の登場が楽しみすぎる
2026年04月09日 19時06分更新
ハーマンインターナショナルは4月9日、近く発売するJBLのBluetoothスピーカー「GO 5」を公開した。
「人類史上一番いい音を一番手軽に」を目指した製品とのこと。音楽ソースがストリーミング中心となり、Amazon Music、Apple Music、Qobuz、そしてSpotifyと大手のストリーミングサービスがロスレスまたはハイレゾ品質の音源を配信している今、「出口であるスピーカーもそれに合った形で成長すべきである」とJBLは考えている。
コンパクトだがステレオ再生で音が激変!「JBL GO 5」
GOシリーズは、JBLのスピーカーの中では最もコンパクトな製品と言ってもいいが、従来モデルのGO4から根本的な設計そのものをパワーアップし、大きく内容が進化。一回り大きな筐体となり、出力も4.8Wと10%アップ。ドライバーは45mm口径でパッシブラジエータを備える。ユニット自体の高効率化(能率のアップ)やフロント部に取り付けたロゴを縁だけ残して切り抜く(コンターロゴデザイン)などして音がよりダイレクトに鳴るようにしている。結果、人間の声が自然で抜け感のいいサウンドを得ることができた。
また、ロスレスオーディオに対応。USBケーブルでPCやスマホと接続することで、USBスピーカーとして動作する。Bluetooth経由(SBC、AAC、LC3コーデックに対応)での再生と、接続したタブレットでQobuzを再生した音を聴き比べることができたが、音のメリハリ感や重量感など音の情報密度が圧倒的に変わることが確認できた。
デザイン面では、ライティング機能が付いた点も楽しい。アンビエントエッジライティングとして、フロントの上下に音楽と連動して光るLEDを装備。これは電源のオン/オフやペアリングの状態、Auracast、バッテリー残量、ステレオペアの状態などが視覚的にわかる仕組みとなっている。
注目はステレオペアリングだ。本機は「AirTouch」として、側面のボタンを押し、2台のGO5を近づけるだけで簡単にステレオペア設定が済むという機能を装備しているが、設定が完了した際には右側を担当するスピーカーは右のLED、左側は左のLEDがそれぞれ点灯する仕組みとなっており、視覚的にわかりやすいものとなっている。また、音も小型スピーカーとは思えないほどよく、Corneliusの「Smoke」では3mほど話した広いスペースに負けない音圧感と左右に大きく動きパンの表現が印象的で、来場者を驚かせていた。広めのデスクの両端においてニアフィールドのステレオ効果を堪能するなど、柔軟で少しマニアックな楽しみ方をしてみるのも面白そうだ。
本体カラーは全9色。基本的には最近新色のピンクとターコイズブルーを加えたGRIPシリーズと同じ配色だが、直販店限定のカラーとしてオレンジも用意している。オレンジのJBLロゴのカラーと合わせたワントーンとなっており、これも面白いデザインだ。
ポータブルスピーカーということで防水防塵性能についても重視しており、従来のIP67からIP68へとこのクラスとしてはかなり優れたものに進化した。本体サイズは幅101×奥行き43×高さ77.4mmで、重量は230g。バッテリー駆動時間は約10時間(プレイタイムブーストオン)/約8時間(同オフ)。周波数特性は100Hz~19kHz(-6dB)。価格や発売時期などについては非公開だが、近く正式発表がなされるそうなので期待して待ちたい。
隠し玉の参考出品「EasySing Mic Mini」
発表会では隠し玉的な製品も登場した。それがJBLのBluetoothスピーカーと連携して使用することを想定した「EasySing Mic Mini」だ。実はこのマイクは非常に面白い機能を持っていて、主役GO 5を食ってしまうほどの注目を浴びていた(もちろんGO 5と一緒に使うことも可能)。
ここ数年JBLは、マイクを接続できるBluetoothスピーカーについて積極的に展開しており、PartyBoxシリーズなどではマイク端子を備えている機種も用意している。Bluetoothスピーカーにマイクが付くと、パーティー会場などのスピーチで簡易的なPAシステムとして利用できるほか、音楽を鳴らしながらマイクで歌うといったカラオケ機能も利用できる。オフボーカルの音源を用意しておけば、みんなで盛り上がれ、これが全世界的に受けているようなのだ。
EasySing Mic Miniは、こうしたPA機能やカラオケ機能をGO 5のような超コンパクトなスピーカーでも実現できてしまう製品。そんなことするの? と思う読者もいるかもしれないが、実際にデモを見てみると、結構大きな音が出せるし、リバーブなどの効果も抜群、なによりコンパクトなマイクとGO 5に一体化して装着できる受信機のたたずまいがかわいいという感じで、かなりの引きを感じさせる製品になっていた。
内容としては、ポケットに入るぐらい小型のワイヤレスマイクとアナログ/USB-C出力を備えた受信機をセットにした製品で、販売予定のEasySync Mic Duoの場合、2個のマイクと受信機をGO 5を一回り大きくしたぐらいのケースに入れて持ち運べる。GO 5と一緒に持ち運べば、旅先やアウトドアなどで気軽に拡声機としての使用が可能だ。加えて、受信機の本体にはDSPを内蔵しており、Bluetoothで受信した音楽信号を解析し、エッジAIの処理でボーカル成分だけ抽出して分離できる(消すことができる)。ハードウェアの処理のため、ネットに接続する必要はない。つまり、手持ちのスマホからいつも聞いている音楽をEasySing Mic Miniの受信機に送りつつ、手元のマイクで歌い始めれば、簡単にカラオケができてしまうというわけ。
また、通常のPAシステムでは、音量などの調整をミキサーなどで実施する必要があるが、本機であれば手元のダイヤル操作で簡単に調整可能。さらに2つのマイクを使えばデュエットも可能だ。アプリでリバーブやEQなどの調整もできる。バッテリーも最大6時間と長持ちだ。
なお、受信機(USBドングル)の接続は、USBロスレスオーディオに対応している「Flip 7」「Charge 6」などの現行機種ならGO以外でも可能。また、パソコンやスマホのUSB端子に接続して、ポッドキャスト配信やインタビュー収録に使うワイヤレスマイクとして使用することも可能だ。本格的なオンライン会議やビデオ制作などでの活用などもできる製品というわけ。
発売は初夏を想定しており、価格などは未定。配信用マイクとしても高性能そうだが、六畳間で数人集まっただけでそこがカラオケボックスになる。そんなウルトラポータブルPA&カラオケという新しい概念も面白い。
既存のポータブルスピーカーをもっと楽しむための周辺機器として注目だ。
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