自分宛てのメールは常にフィッシング詐欺を疑おう
進学・就職のタイミングでは新たにメールアドレスをもらったり、各種サービスへの登録用に既存のメールアドレスを使用する機会が増えたりします。結果、メールの受信箱にはこれまでと比較にならないくらい、さまざまなメールが届くでしょう。
そしてそのなかには、あなたを騙して個人情報を盗み取ろうとするフィッシングメールが混じっているかもしれません。
もし、「アカウント凍結」「口座一時閉鎖」など一読して驚くような内容のメールが届いたときは、まず詐欺を疑いましょう。その場で真偽が不明なら、文中のリンクは決して踏まず、それぞれの公式サイトやアプリを直接検索・起動してログインし、メール内容が真実か確認するひと手間を掛けることが大切です。
詐欺師は、あえてショッキングな内容を送り付けることで、あなたの判断力を低下させて偽Webサイトに誘導し、クレジットカードや銀行口座の情報を含む個人情報を入力させてそのまま盗み取ろうと企んでいます。
それどころか、昨今は特定の組織・団体を狙うための踏み台としてあなたが標的になることもあり得ます。その場合、詐欺師の目的はOffice 365やGoogle Workspaceなど、組織人に成りすますためのアカウント情報です。最終的にはあなたの財産どころか、所属する組織にまで大きなダメージを与えてしまうことにつながりかねません。
最悪、ランサムウェア攻撃の起点になってしまう恐れもありますので、新たな生活環境に切り替わる際は一層の注意が必要です。
スマホに届く不在連絡SMSはニセモノ! なぜなら……
メール同様、SMS(ショートメッセージサービス)にもフィッシング詐欺が紛れています。3月から4月にかけてはさまざまな業者を装ったSMSが増加しますが、特に宅配業者から届いたように見える不在連絡通知には注意が必要です。
あなたのスマホに「ご不在のため荷物を持ち帰りました。再配達の設定は24時間以内にこちらのリンクから……」といったSMSが届いたとしましょう。新生活を始めるべく、新居の家財道具などを購入するタイミングですから、慌ててURLをタップしたくなるかもしれません。しかし、タップした先はまず間違いなく、詐欺師が作った偽Webサイトです。
「再配達用の情報を入力してください」などと誘導され、個人情報をひと通り入力させられた挙句、すべて盗まれてしまうでしょう。窃取された個人情報は別の詐欺に使われたり、ダークウェブで販売されたりするかもしれません。クレカや銀行口座の情報は金銭被害につながる恐れもあります。
とは言え、上記のようなSMSが届いても真偽の判別をする必要はありません。なぜなら、個人宅への配送を担っている主な大手企業(佐川急便、西濃運輸、日本郵便、ヤマト運輸)は不在連絡にSMSを使わないからです。宅配業者からSMSが届いたら、それはまずニセモノと判断して良いでしょう。
新年度には、慣れない生活に付け込むフィッシングメール/SMSが飛び交います。どんなにショッキングな内容のメールが届いても、文中のURLはタップせず、「そもそも本物か?」という疑問を常に持つことがセキュリティ対策の第一歩です。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります


