本連載は生成AIをこれから活用しようとしている方たちのために、生成AIの基本やコピペしてそのまま使えるプロンプトなどを紹介。兎にも角にも生成AIに触り始めることで、AIに対する理解を深め、AIスキルを身に着けて欲しい。第49回はChatGPTのグループチャットについて解説する。
ChatGPTを加えたグループチャットは優秀なメンバーが増えたかのよう
ビジネスで密なコミュニケーションを取りたいときに、チャットツールを活用している人も多いだろう。実は、ChatGPTもこの「グループチャット」機能を搭載している。2025年11月から日本、韓国、台湾、ニュージーランドで試験提供されており、無料プランでも追加料金なしで利用できるのだ。
ChatGPTのUI上で、LINEのようなコミュニケーションが行えるうえ、当然ChatGPTも参加できる。話題が発散しそうなブレインストーミング時には文脈を理解して整理してくれたり、難解なキーワードの解説をしてくれる。その場でリサーチしてもらうこともできる。まるで、優秀なチームメンバーが増えたかのように振る舞ってくれるのだ。
使い方は簡単。画面右上にある人のアイコンをクリックし、生成された招待リンクを共有するだけでいい。ちなみに、ChatGPTの履歴にある既存のチャットからグループチャットを始めることもできるが、自動的にコピーが生成される。
グループのリンクを開くと、招待画面が表示されるので「グループチャットに参加する」をクリックすると、会話ができるようになる。参加したくないなら「無視する」をクリックすればいい。
メンバーが参加すれば、あとは普通のチャットツールのように利用できる。「@」でメンションを付けることも可能。その際に、「@ChatGPT」とメンションを付けると、ChatGPTへの質問となる。すぐに返事が返ってくるので、気軽に利用できる。
参加させるChatGPTに役割を与えると違う目線の意見が増えることも
わからないことを聞くだけでなく、「中立的なファクトチェッカー」や「あえて反対意見を述べる悪魔の代弁者」といった役割を与えることもできる。人間では難しいツッコミを入れてもらうことで、より現実的な議論ができるようになる。
他にも、画像やPDFをアップロードしたり、検索や画像生成など、ChatGPTの機能を利用することも可能だ。ChatGPTの利用枠は、プロンプトを入力したユーザーから消費されるようになっている。可能であれば、ChatGPT Plusなど有料プランのユーザーが積極的にChatGPTを利用するといいだろう。ちなみに、ユーザー同士でチャットをやりとりする分には、制限はない。
プライバシー保護機能も搭載している。普段のChatGPTでは、設定をカスタマイズして猫語で出力させているようなユーザーもご安心を。グループチャットでは、個人の設定は利用されないようになっている。もちろん、個人のChatGPTメモリも利用されないので、過去の履歴がグループチャットに漏洩することもない。
カスタム指示を利用したいなら、メニューの「ChatGPTをカスタマイズする」からできる。設定したカスタム指示は、そのグループチャットのみに反映される。
「自動的に応答する」のスイッチをオンにすると、ChatGPTにメンションを付けなくても、文脈に応じて勝手に発言してくるようになる。もちろん、カスタム指示も反映する。
例えば、新規事業の話をしていて、「スケジュール感は?」と質問したところ、「夢を見る前に段取り」「すぐ始めたいは無理」と即座にツッコミが入った。別に、すぐ始めたいとは言っていないのだが、カスタム指示に「辛辣にツッコミする」と入れておいたので、忠実にロールプレイしてくれているのだ。
グループチャット内でChatGPTを利用できるのは想像以上に快適。もちろん、他のウィンドウに生成AIを開いてコピペしてもいいのだが、やはりリアルタイムに出力を共有できると臨場感が段違いだ。
アイデア出しも、論点の整理も、議事録の作成もお手のもの。感覚的な会話をまとめることで、意思決定する際に役立てることもできる。雑談と共同作業の間にある曖昧なやり取りを、その場でアクションプランにする場として活用しやすくなるのだ。無料プランでも使えるので、まずは触ってみることをおすすめする。
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