●挟んで加熱でキレイに仕上がる「圧着スリーブ」
これに対し、シーンを選ばず接続できる「圧着スリーブ」は、ハンダを溶かす必要がありませんから、加熱は熱収縮チューブだけ。より簡単にキレイに仕上げやすくなっています。
使用する工具は専用品とはいえ、「圧着工具」としては一般的なもの。ワイヤストリッパーと一体型になったものが、すでに工具箱に入っているという人も多そうです。
気を付けたいのは、圧着用の工具には複数種類があること。今回のように熱収縮チューブや絶縁チューブに覆われた圧着スリーブを使う場合、チューブに傷をつけないことが重要です。裸圧着端子用のように、中央を四角く凹ませて圧着するタイプの工具だと、穴があいてしまう可能性があるので避けた方がいいでしょう。楕円に潰して圧着するものが使いやすいです。
今回試した圧着スリーブはB形と呼ばれるもので、導体を重ねて圧着するのではなく、片方ずつ双方で圧着するタイプ。ですので、圧着作業は片方ずつ行なえます。
B形では導体が中央部分までしか入らないので、被覆を剥く長さは、圧着スリーブ金属部の半分+1mmくらいが目安。挿し込んで、ちょっとだけ導体がはみ出る、というのが理想です。
圧着作業そのものは簡単。圧着工具でスリーブを軽く挟み、そこにケーブルを挿し込んで、そのまま工具で圧着するだけです。これを双方で繰り返せばOK。最後にライターやヒートガンで加熱し、熱収縮チューブをフィットさせれば完了です。
なお、圧着スリーブの径が大きかったり、圧着の力が弱かったりすると、ケーブルを軽く引っ張っただけで抜けてしまいます。こうした失敗がないよう、サイズ選びと圧着作業はしっかり行ないましょう。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります




