クルマ好きの心を離さない! 「まだガソリン車でワクワクできる!」を確信した東京オートサロン2026
2026年01月18日 12時00分更新
世界最大規模のカスタマイズカーの祭典、東京オートサロン2026が1月9~11日までの3日間、幕張メッセで開催されました。たくさんのクルマが展示されましたが、会場で見かけた気になるクルマたちを紹介します。
注目のSUV・ミニバン:マツダCX-5から海外勢まで
今年のオートサロン全体を見て感じたのは、昨年よりもスポーツ系車両の姿が多くなったこと。もちろん、SUVやワンボックスの姿もありました。その中で目立っていたのがマツダ。今年発売予定のCX-5をジックリと観察することができました。後席を倒すと180cmの空間が拡がり、車中泊ができるようです。
トヨタ自動車のメーカー系カスタマイズブランドであるモデリスタは、「アルファード モデリスタ コンセプト」を展示。壮大な威厳をコンセプトにした1台で、従来はメッキ加飾だった部分をLEDとしているあたりに、海外のトレンドを汲んでいるように感じました。
海外勢に目を向けると、ステランティスグループにプジョー「5008」、シトロエン「DS N°4」、シトロエン「C5 エアクロス」と3台のSUVをジャパンプレミア。いずれも今春の発売を予定しているそうです。ほかにもSUVやミニバンのカスタマイズカーはありましたが、それ以上にスポーツ系車両が目立っていたように思います。
ホンダの躍進:HRCの知見と「2軸」の展開
中でも気を吐いていたのがHonda関係でしょう。レース活動を行なうHRC(ホンダ・レーシング)が手掛ける「シビック TYPE-R」と「プレリュード」のHRCコンセプトを展示。シビック TYPE-Rはスーパー耐久シリーズ参戦の知見を投入しているとのこと。カモフラージュしていますが、フロントバンパーやリアウイングあたりが変わっていることがわかります。
シビック TYPE-Rベースのコンプリートカーはオートバックスからも。「ARTA GT FL5キット」は、「ARTAのレースマシンを公道へ」をコンセプトに、鈴木亜久里氏と土屋圭市氏が主体となってデザインとパフォーマンスパーツを厳選。さらに現役ドライバーの野尻智紀選手がサーキットで試作車をセットアップしたというもの。価格は1350万円で、キットのほか取付、塗装なども含まれるとのことです。
それに呼応してか、HondaブースではARTAが今年SUPER GTに参戦する8号車「Team HRC ARTA MUGEN」を展示。ドライバーは太田格之進選手と大津弘樹選手、監督は鈴木亜久里氏が務めるとのことです。
シビックのチューニングはHKSも行なっており、筑波TC2000アタッカーといえるHKSレーシングパフォーマーFL550Rを展示していました。エンジンとターボがノーマルのままで、すでに58秒766を記録しているというから驚きです。
タイムアタックといえば、その界隈の有名人・アンダー鈴木さんのS15シルビアが展示されていました。筑波サーキットを50秒台で駆け抜ける実力があるものの、クラッシュして修復をしていましたが、いよいよ復活するようです。
Hondaの勢いはこれに留まりません。まずSUVの4モデルに、HRCのオフロード活動をフィードバックしたトレイルスポーツHRCコンセプトを展開。どうやらHondaはオンロードの「SPORT LINE(スポーツライン)」と、オフロードの「TRAIL LINE(トレイルライン)」という2軸でモデル展開をしていくことを発表しました。これからのHonda、とても楽しみです!
さらにNSX(初代)のレストアサービスを実施するとも発表!
するとTOM'SもAE86のレストアサービスを実施していることをアピールしていました。昨年12月に国民民主党が「自動車重量税率の上乗せに係る特例の廃止に関する法律案」を提出し、令和8年3月31日で廃止を目指しているそうなので、古いクルマをいつまでも使う文化が根付くとよいのですが……。
トヨタ・日産・スバル:メーカーとチューナーの饗宴
NSXといえば、イタルデザインがドレスアップした2代目NSXを世界初公開。こちら売るとしたら1.8億円だとか……。
一方、TOYOTA陣営はというと、昨年はお休みされた豊田章男会長が登壇。元気な姿と声に、場の温度は沸点まで上昇していました。
ブースには先日発表した「GR GT」と「GR GT3」を展示。オールアルミニウム骨格に新開発の4Lエンジンなどを展示し、気運を高めていました。
トヨタブースはGRヤリス祭。なかでも2025年にニュルブルクリンク24時間レースに参戦し、その知見を投入した100台限定の特別仕様車「MORIZO RR」に、来場者の熱視線を集めていました。その一方で、姿を見かけなくなったのがGRスープラとGR86。スープラは絶版だとしても、現行車種である86の姿を見なかったのは少し寂しいところ。
そんな86ですが、2代目86をAE86トレノ風にするエアロに注目が集まっていました。リザルトジャパンが作り出した「NEO86」というエアロは、フロントで5cm、リアで7cmほどのオーバーフェンダーとリトラクタブルヘッドライトが印象的。価格は86万円とのことでした。
ちなみにリトラクタブルヘッドライトの後付けは車検不適合ですが、開閉機構をなくして固定式のヘッドライトとすれば車検を通せる可能性があるそうです。
スープラはというと、スモーキー永田さん主宰のトップシークレットのA80型に来場者の視線が集中。日産のR35 GT-Rに使われていたVR38型エンジンを搭載したそれは、その昔、ナルド最高速アタックした車両へのオマージュだとか。
トップシークレットブースで、もうひとつ注目を集めていたのが、ロータリーエンジンの神様こと、RE雨宮とのコラボレーションマシン。「THE SEC“RE”T 7」と名付けられたマシンの心臓部は、3ローターNAで最高出力320馬力を発生するそうです。
オートサロンの楽しみのひとつが、各社の将来を占うコンセプトカーでしょう。日産自動車は「AURA NISMO RS コンセプト」を披露。「AURA NISMO」のコンパクトなボディーに、ミドルサイズSUV「X-TRAIL NISMO」の強力なe-4ORCEパワーユニットを搭載。トレッド拡大に伴い、フェンダーを左右で計145mm拡幅、車高を約20mmローダウンすることで、低重心かつ迫力あるプロポーションが◎でした。
その日産からは、2026年夏に発売を予定している「フェアレディZ」のマイナーチェンジモデルを展示。ハイパフォーマンスグレードである「NISMO」モデルに、MT(マニュアルトランスミッション)設定が新たに追加されるのがトピックスでしょう。
スバルは現行型WRXに海外向け6速MTを搭載した「WRX STI Sport #」を展示。こちらは2026年春頃の発売を予定しているようです。
遊び心あふれる軽自動車カスタム
今回のショーで多く見かけたのが軽自動車ベースのチューンドカーです。
Hondaの「S660」をベースに初代NSX風にチューンした1台があると思えば……
GRスープラやR35 GT-R顔のコペンもあるから面白い!
その熱にあてられたのか、ダイハツからはミライースのMT仕様車が登場予定! なんと最初からロールケージが組まれているというから驚きです。
昨年のモビリティショーで話題を集めた、FRレイアウトのコペンも開発中であることをアピールするなど、これからのダイハツに注目です!
Hondaも「N-ONE RS」をベースに、1960年代のアフターパーツ文化を象徴した“RACING MATE”の世界観を現代に合わせて再解釈したコンセプトモデル「N-ONE RS RACING MATE Concept」を展示したほか
【まとめ】ガソリン車を楽しむ文化は終わらない
今年は来場者が増加したという東京オートサロン2026。まだまだガソリン車も楽しめるぞというメッセージを強く受け取った気がしました。
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