【2025年マイベストガジェット】最強化した1億画素の超絶ミラーレス、ハッセルブラッド「X2D Ⅱ 100C」
2025年12月30日 14時00分更新
アスキー編集者らが選んだ、2025年のマイベストガジェット
週刊アスキーで定期的に開催する、編集者全員参加の超大型特集。今回は各々の編集者が、この1年で買って良かったと感じたアイテムや、読者に勧めたいコンテンツなど、さまざまなものを紹介していく。きっと気に入るものが見つかるはずだ!
ミラーレス中判カメラ「X2D Ⅱ 100C」
製品名:X2D Ⅱ 100C
メーカー:ハッセルブラッド
実売価格:115万5000円前後(ボディ)
AFと手ブレ補正を強化 HDRも便利だ
X2D Ⅱ 100Cは中判カメラだ。撮像素子のサイズは約44×33mmでフルサイズ(36×24mm)の1.67倍の面積をもつ。解像度は1億で11656×8742ドット、深度16ビットの写真が撮れる。画面比率が4対3で、マイクロフォーサーズ派のひとには違和感はないだろうが、フルサイズ派には正方形に近い印象になる。
本製品はAFが強化され、自動検出で連続AFができるようになり、速度も向上して使い勝手が向上。手ブレ補正は5軸10段という強力さで、広角系レンズなら1秒のシャッター速度でもブレない。
撮っていていちばん感じたのはHDRの向上で、色域が広がり15.3段のダイナミックレンジを実現する。JPEG保存でも使えるので、撮って出しで明部のトビも暗部のツブレもない写真が得られるのは楽しい。1億画素で細部の解像感はもちろん、階調の豊富さやしっとりとした発色、滑らかなボケなど、フィルム時代の中判で撮る魅力が再現されたカメラだ。
ハッシーらしい直線的で無駄のないシャープでスリムなデザインで、単焦点レンズなら苦にならない重さも実現。マジ写真はもちろん、オトナのお散歩カメラにもうってつけの逸品である
EレンズかPレンズか悩ましい
最高峰のEレンズは20-35mm(換算16-20)と35-100mm(28-76)の2種。コンパクトなPシリーズの28mm(22)はお散歩に最適だ。
OLEDでHDRも正確に表示
新しい3.6型OLEDタッチスクリーンは最高輝度1400nitで高級感漂う。右上にはジョイスティックが搭載されAFポイントの指定に使える。
HDRで決定版を1発でGET
HDRをオンにしておけば、評価測光で暗部も明部もきちんと発色する。右はHDRオフで撮った-1と+1の写真で、これらを後から合成する手間なしで、左の写真が1発で手に入る。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります






