第123回
まさに桁違いの安さ
【え、1日16円?】eSIMが激安すぎる世界線が来ていたので、海外で試してみました
2025年11月26日 07時30分更新
●実測10Mbps前後で安定、SNS・Googleも問題なし
現地に到着してeSIMを有効化し、データローミングもオンにすると、問題なくインターネットへ接続できました。速度計測をしてみると、下り10.4Mbps・上り10.8Mbpsという結果に。当初10Mbpsに速度制限をされていることに気がつかなくて「5Gでつながっているわりには遅いな」と思っていましたが、ほぼスペックどおりにでていますね。
別の場所でも安定して10Mbps弱がでていたので、大量のデータを通信する、例えばスマホで撮影した動画をバックグラウンドでクラウドにアップするといった使い方には、これはこれでアリだと思います。
●香港キャリア扱いなのでGoogleやXも使えた! ChatGPTは?
細かく見てみると、中国本土のプランではあるものの、香港の通信キャリア(中国移動香港)のローミングとして接続されています。なのでGoogle系のサービスや、XやFacebookといったSNSも問題なく使えました。
ChatGPTが使えないという口コミも見かけましたが、「Pixel 10 Pro」で使った自分の環境では問題なく使えました。ただしTrip.comではなく、別のサービスの物理SIMをXiaomi 14 Ultraにセットすると、バックグラウンドで同じ中国移動香港のローミングを利用しているにもかかわらず、ChatGPTは使用できませんでしたので、このあたりの挙動は不明です。
というわけで、激安ながらもしっかりと使えることがわかったTrip.comのeSIMサービス。海外旅行時の通信費をかなり抑えられるのでオススメです。ちなみにTrip.comの言語を日本語以外に変えると、日本向けのeSIMプランも表示されます。
日本向けプランも最安は500MB/日が44円(原稿執筆時はセールで22円)とやはり激安。海外通信キャリアのローミング扱いになるので、動画のサブスクなど日本専用のサービスは使えないケースもありますが、月末にギガが足りないときにはお得に使えるライフハックとして憶えておくと良いかもです。
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この記事を書いた人──中山智(satoru nakayama)
世界60ヵ国・100都市以上の滞在経験があり、海外取材の合間に世界を旅しながら記事執筆を続けるノマド系テクニカルライター。雑誌・週刊アスキーの編集記者を経て独立。IT、特に通信業界やスマートフォンなどのモバイル系のテクノロジーを中心に取材・執筆活動を続けている。
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