第40回
レビュアー・ミオニ氏が開発協力した「UP-MKGA75MTL-RT」を使ってみた!
ラピトリ&SOCD採用75%ゲーミンングキーボードが普段使いデザインで購買欲MAX
2025年11月11日 11時00分更新
ゲームと仕事で「プロファイル」を変えるべし!
さて、次は本職のライティングにも「UP-MKGA75MTL-RT」を使ってみる。キーの配列に特段違和感はないが、カーソルキーがメインキー部分に食い込んでいるため、右の[Shift]キーが小さめになっているのと、右[Alt]キーがなくなっているところを気にする人はいるかもしれない。
なお、ゲームをプレイした設定のままタイピングしてみると、存外に「暴れる」という印象。ラピッドトリガーを設定したキーでは度々連打扱いになることがあり、文中に突然「っ」が入ったり、文字が重複したり、[Shift]キー、[Ctrl]キー、[Space]キーが意図せず再入力されたりといった事象が発生した。
おそらくこれがラピッドトリガーの副作用ということになるのだろう。だが、設定を変更して使うぶんには、クリック感は薄いものの(個人的にはクリック感の多少ある打鍵感が好み)、非常に静音性に優れたキータイプが可能だった。
静音性の高さは、深夜に自宅作業でタイプする人間にとってはとても有用だろうし、もちろん夜中のゲームプレイにも適していると言える。
ゲームと仕事(ライティング)、どちらでも使い勝手を高めるためには、Webプログラムによる「プロファイル」の設定が必要だろう。このWebプログラムはかなり機能豊富で、キーカスタマイズはもちろん、マクロ、ライト設定、前述のラピッドトリガー機能やSOCD機能の設定などさまざまな設定をいじり回せる。
ブラウザからアクセスして利用するタイプなので、謎な設定アプリをインストールするより安心感がある。異なる設定を5つのプロファイルとして保存できるので、ライティング時とゲームプレイ時のプロファイルをそれぞれ設定しておくと良いだろう。ただ、プロファイルを切り替えるのにはWebプログラムから指定する必要があるので、それはそれで若干面倒に感じる人がいるかもしれない。
[Esc]キーと[Space]キーについては色違いのキートップが付属し、それぞれ交換できる。交換しても機能性が変化するわけではないが、デザインのアクセントにはなるだろう。交換することでちょっとだけゲーミングな外観が増すかもしれない。
キートップおよびキースイッチ交換用の治具も付属しており、それを使うことで特に苦労なくキートップを外すことができた。今回の試用ではキースイッチは交換しなかったが、こだわりゲーマーなら一部のスイッチだけ交換して打鍵感を調整する、といったこともできそうだ。
ゲームと仕事の両方で活躍する1台!
「UP-MKGA75MTL-RT」は、日本語配列でラピッドトリガー搭載のゲーミングキーボードという、レアな製品。デザインはシンプルで、仕事机に置いても違和感が少ないうえ、ミオニ氏の調整もあって打鍵感も非常に良好。プロファイルを駆使することで、ゲームよりもタイピングの割合のほうが多いユーザーでも普段使いできる1台だ。
なにより、磁気スイッチ+ラピッドトリガー&SOCD機能の操作感に驚いた。プレイヤーによってはFPSが一段上達したように感じるかもしれないレベルだ。そんな「UP-MKGA75MTL-RT」の価格は、プリンストン直販サイトで2万9990円(税込)。キーボード選びに妥協したくない、遊びと仕事の二刀流で使い込みたい人におすすめだ!
なお、現在プリンストンの公式Xアカウントでは、今回紹介した「UP-MKGA75MTL-RT」が当たるフォロー&リポストキャンペーンを開催中だ。気になる方は、このチャンスにぜひ応募してみてほしい。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう





